読者の声 : 2000.5.8号 (3/5)

励ましや、おしかりの言葉、ありがとうございます。

他の読者の方々の中にも、同じご意見を持った方がいらっしゃるかも知れません。自分の考えをまとめるための参考になる場合もあります。だから、「読者の声」は大事にしたいと考えています。
原則として、原文を掲載しています。新しい声から順番にご紹介しています。

それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。
こちらのフォームで投稿するか、voice2@systrat.co.jp へお送り下さい。

この色は皆さんの声 (お返事付) この色は皆さんへのご意見です
この色は皆さんの声 (お返事なし)

The Different Story of iMac − iMacが示すもの【iMac】
  99.10.15 掲載

<かもめさん> 【カーナビはどうですか?】
        「かなりおもしろい」99.11.09

パソコン市場が成熟期に入っているかどうかの判断や、
パソコンの敵になる存在の判断がとても興味深かったです。
そういった判断の基準は、ある程度マニュアルになっているものなのですか?
それとも、一事象の要素を抽出するセンスなのですか?

「パソコンが他の情報媒体に取って代わるかもしれない」という仮定と同じように、
カーナビはどうですか?
カーナビも危ういと思われます。
車自体に搭載する機能は、現在地を信号化するだけのものにして、インターフェイスは他のモバイルに任せる時代が一般的に来てほしいものです。
車に備えつきのモニターで情報を見る必要はないと思われます。
今のカーナビは価格に見合わない機能しか搭載されておらず、なおかつDVDが交換できない供えつきのものさえあります。

現在地のデジタル情報さえあれば、それを利用したいくつかのソフト開発をハードごとに考えなくても良い。
なおかつ、おもしろいゲームができそう。
(道路交通法にひっかかりそうですけど)
もうあるかもしれませんね。


【お返事】

> そういった判断の基準は、ある程度マニュアルになっているものなのですか?
> それとも、一事象の要素を抽出するセンスなのですか?

前者の成熟期の判断は「理論」と呼ばれるマニュアルがあります。
しかし、後者の「競合相手探し」はかなり個人のセンスです。
もちろん、それを確認するための調査技法などはマニュアル的に存在はしていますが、コンサルタントのノウハウに負うところが大きいです。

> カーナビも危ういと思われます。

同感です。実際、PHSの「今どこサービス」(PHSを持った人がどこにいるのかを地図で教えてくれる。徘徊老人や子供に便利) はそれに近いものがあります。
また、先日アメリカが民間に許可した GPS の情報共有化 (今まで野球場くらいの範囲でしか特定できなかったものをテニスコートくらいにまで正確に検知するシステム) で、その傾向がさらに強くなっていくでしょう。

> なおかつ、おもしろいゲームができそう。
> (道路交通法にひっかかりそうですけど)

個人的には、交通事故が増えそうなので、歓迎したくないですが (笑)

 <田丸さん> 【なんとか有効に活用していける手段を考えたい】
        「かなりおもしろい」99.11.06

:私自身、現在営業の仕事に携わっており、
さらに、現在新製品の立ち上げという局面を迎えているため、非常に間接理解を有効に利用することができました。

私の現在の立場では、なかなか製品の戦略において最終決定する権限などはありませんので、参考程度にとどまっているのですが、なんとか有効に活用していける手段を考えたいと思いました。

また、読者の意見が大切と言うことなので、これからもどしどしアンケートに答えていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。


【お返事】

> 私自身、現在営業の仕事に携わっており、
> さらに、現在新製品の立ち上げという局面を迎えているため、
> 非常に間接理解を有効に利用することができました。

ありがとうございます。
記事を生かすも殺すも田丸さん次第です。
業務に役立てていただければこんなに嬉しいことはありません。

新製品立ち上げはメーカー時代に何10回ともなくやりましたが、大変な反面やはり面白いものでした。こう、血が騒ぐという感じでしょうか (笑)
あれから時間がたっているので、もう市場に出されたのかも知れませんが、是非、その新製品、成功させてくださいね。

> また、読者の意見が大切と言うことなので、これからもどしどし
> アンケートに答えていきたいと思います。

あんな風に言っておきながら、こんなに時間がたってしまって本当に申し訳ありませんでした。私も早く以前のようなペースに戻るべく頑張りますので、また感想を聞かせてください。

 <西脇さん> 【使い分けるのが賢い方法だ】
        「かなりおもしろい」99.10.31

> 完全な「マイコン・ヲタク」です。

そうだったのですね。。。気づかなかったです。

私はパソコン使用歴も浅く、Windows系しか使ったことがなかったので、iMacが発表されても、「う〜ん珍しい、安いなぁ」とは思いました。
(ちょうどそのころは乳白色以外の本体色(銀とか黒とか)が出始めたころでしたね。)
でも、買ってしまおうだなんて、一瞬たりとも思いませんでした。
理由は、

> そろばんに慣れている人がなかなか電卓を使わなかったのも、電卓に慣れている
> 人がなかなかパソコンを使わなかったのも、彼らにとって「新しいことを覚える
> のは、効率が下がる、つまり使い勝手が悪くなる」からです。

のとおりです (^^ゞ

(以下勝手に編集させていただきます。すみません)
> デザインが売れる理由になるということは、その産業が成熟期に入り始めている
> ことの兆候です。そして、成熟期には成熟期の戦略があるということです。
>
> 「ポケットボードがパソコンの競合だ」というと怪訝な顔をされます。
> 「携帯電話やPHSがパソコンの驚異だ」と言ったら、「バカなことをいうもの
> じゃない」と叱られたことがありました。
>
> 実は成熟期の最大の条件は普及率が70%を超えることなのに、パソコンの
> 所有率は20%にも満たない水準です。
>
> すると、差し引き50%は一体どこに隠れているのだろうか
>
> メールを主役とするコミュニケーション分野です。

この辺りは、ああ、なるほど、眼からウロコ+謎は解けた! という感じです。
(その前のMac話にはちょっとついていけなかった…。)

パソコンが成熟期ってのは今まで聞いたことはなかったので、当然、何でいきなりそうなってしまうの? と思いました。

でも。おっしゃるとおり「メールコミュニケーション」で括れば、70%に達している気がします。私の同年代(25歳前後)の友人では、メールアドレスを持っていない人間は皆無に等しいのではないかと思います。
(実際の利用頻度はまちまちでしょうが。)

今のところ、ヘビーユーザーとビジネスユーザーはパソコン、携帯等はお遊びユーザー(偏見?)、というようなすみわけができていると思います。
でも、これはそれぞれの機器の持つ能力(重さ・携帯性・記憶容量・入力の容易さ・他の資料との連携 等々)によるものだから、ゆくゆくは何らかの形に統合するんでしょうね。
(IBMのウェラブルなんとかになってしまうのでしょうか…)

たとえば、電車の中とかで、ヘッドホンマイクに向かって、「平素より格別のご配慮を賜り…」とか「D3にあるグラフを削除して…」とか、しゃべっている人に出会ってしまうのかな?

> じゃまーるやショートメール等の「コミュニケーション・ツール」はインター
> ネットに取り込まれると思われていますが、万が一そうであったとしても、パソ
> コンの立場はどうなるのか。メールを含むインターネットのコンテンツさえあれ
> ば生活者は満足なわけですから、パソコンを買う必要がなくなる可能性は否定で
> きません

最近、パソコンを買う人は、やはり、メールの利用が主目的ですよね。
で、携帯にするかパソコンにしようか必死に迷っている人って実際いましたよ。
周りの人間がパソコンを薦めたんで、そちらを買いました。

現状は両方を準備しておいて、使い分けるのが、賢い方法だと思うんですけど…
どうなんでしょうね。


【お返事】

> そうだったのですね。。。気づかなかったです。

あ、いえ、それは過去の話です。
今では、エクセルの自動登録マクロしかできません (^^;

> でも、買ってしまおうだなんて、一瞬たりとも思いませんでした。
> 理由は、

> のとおりです (^^ゞ

西脇さんがそうだというつもりはありませんが、初心者の方は例えばコードを接続することすら抵抗がありますよね。それよりもフロッピーの方が身近だから、そちらを選ぶ。

> でも。おっしゃるとおり「メールコミュニケーション」で括れば、
> 70%に達している気がします。私の同年代(25歳前後)の友人では、
> メールアドレスを持っていない人間は皆無に等しいのではないかと思います。

先日、ある中学校の連絡ボード表をみましたら、電話とファックス番号の他にメールアドレスが併記してあるのです。しかも、そこの所有率がなんと65%!!
一瞬、インターネットの世帯普及率が14%なんて嘘だろうという感覚になりました (笑)

> でも、これはそれぞれの機器の持つ能力(重さ・携帯性・記憶容量・
> 入力の容易さ・他の資料との連携 等々)によるものだから、
> ゆくゆくは何らかの形に統合するんでしょうね。

1つとは限りませんが、2-3種に絞られるでしょうね。
短期的には、パソコンのような汎用、そして、いくつかの専用機種という感じです。

> たとえば、電車の中とかで、ヘッドホンマイクに向かって、
> 「平素より格別のご配慮を賜り…」とか「D3にあるグラフを削除して…」
> とか、しゃべっている人に出会ってしまうのかな?

音声認識は実はあまり便利ではありません。
長くはなすと疲れてしまうし、日本人は音声で記録することに慣れていないからです。アメリカのようにテープに吹き込んで原稿を秘書にタイプさせる文化なら別ですが。

ただ、目の悪い人にとっては必須の機能ですよね。
私が通っているマッサージ治療院では、20代の若い人たちへのパソコンの普及率が急激に伸びていますが、その理由は音声認識なのです。

> 現状は両方を準備しておいて、使い分けるのが、賢い方法だと思うんですけど…
> どうなんでしょうね。

慣れてきたら、そっちの方が便利でしょうが。
最初は判断ができないでしょうね。

 <ひでおさん> 【一太郎かワードが入っている「ワープロ」が欲しい!】
        「」99.10.29

 お仕事がお忙しいようですが、お体は大丈夫でしょうか??
 返信が大変遅れましたが、前回同様(前回の感想が届いていないのではないかと危惧しておりますが)、「かなりおもしろい」です、。(これで3回連続ですね。別に急に採点が甘くなったわけではありませんよ(笑))
  まさに、今回の内容は、森さんらしいというか、森さん流「ものの見方」でimacを切っており、非常に分かりやすく面白かったです。(最初にこのメルマガを読んだときの感動と似たものを覚えました)
 特に、「メールを主役とするコミュニケーション分野でみると、普及率が70%」という見方には脱帽です。
  パソコンを買う私の周りの同世代の女性は、完全に「メールツール」としてパソコンを捉えているようです。でも彼女たちに「そんなのポケットボードでも良いじゃん」っていうと、「えー、でもワープロ機能も欲しいし、ホームページも見たいし、パソコンっていろいろできるんでしょ・だから欲しい」って言うんですよね。で、実際使っているのはメールだけ。
私が思うに、彼女たちがパソコンを買う理由は、パソコンだと親から補助がでる(仕事用途との言い訳がたつ)ことと、「ポケットボードだと格好悪い」ということみたいです。

 まさに森さんのおっしゃるとおり、携帯、特にiモードは脅威だと思います。今までの携帯にはショートメール機能が付いていましたが、実際に利用している人は、私の周りでは少数でした。iモードになり、メールサービスが標準化してくると、「パソコンを持つ必要は無い!」と思う人が明らかに増えそうです。
 ちなみに、私は、あまり表計算等を使う仕事がないので、家用のパソコンを買う理由は、まさに「ワープロ」と「メール」です。職場以外でも「メール」がみたいという希望が、家にパソコンを置くことではなく、携帯電話で代替できてしまうのであれば、私がパソコンを買う必要性は、かなり少なくなります。(ワープロ機能については、昔から、自分が使うワープロには職場との互換性が必要なので、一太郎かワードが入っている「ワープロ」が欲しい!と叫んでいました(笑)
これって、なんとかならないんでしょうね。やっぱり)

 相変わらず、長くなってしまいました。ちょっと忙しかったので、感想が後回しになってしまったのですが、ほっとくと、また、1日が来てしまうので(笑)

 今後ともお忙しいとは思いますが、今後も是非、メルマガ続けて下さい。
 それでは、また。


【お返事】

>まさに、今回の内容は、森さんらしいというか、森さん流「ものの見方」でimac
>を切っており、非常に分かりやすく面白かったです。(最初にこのメルマガを読
>んだときの感動と似たものを覚えました)

おおお、これはひでおさんの最大級の賛辞ですね。
この記事は企画を練りに練ったので、その評価は嬉しいです。

>私が思うに、彼女たちがパソコンを買う理由は、パソコンだと親から補助がでる
>(仕事用途との言い訳がたつ)ことと、「ポケットボードだと格好悪い」という
>ことみたいです。

その観察は正しいです。
でも、もうひとつ大事なことがあります。
AVの多機能競争です。
かつて、AVや電子レンジなどの家電は色んな機能が付いている機種が人気でした。
「あれもできるこれもできる」です。もちろん、AV はビデオやオーディオを見たり聞いたりするのが主用途です。今回のパソコンで言えば「メールコミュニケーション」がそれに当たります。
で、AV のグラフィックイコライザーや3倍速早送りなどの付加機能は、パソコンで言えばワープロや表計算です。

さて、AV はどうなったか。
実際、買ってもそれらの機能は使わない。使い方が分からない。
買い換えの時に起こったのが、極楽ビデオのような極端にシンプルで安い機種のヒットです。

パソコンでいえば、ワープロも表計算もましてやデータベースも使わない。だったら、メール専用機で他のものもちょこっとあればいいや、という形になる可能性が極めて高いということです。その時に、パソコンメーカーがそれらのニーズに対応できるか。そして、その時に単価下落と利益率低下に耐えられるか。
私の回答は「かなり疑問」です。

この記事で本当に怖いのはこの点なのです。
パソコンがパソコンでなくなる。パソコンの主役が携帯やポケットボード進化型のようなものになる。現実味が出てきています。
-------------
>携帯電話で代替できてしま
>うのであれば、私がパソコンを買う必要性は、かなり少なくなります。(ワープ
>ロ機能については、昔から、自分が使うワープロには職場との互換性が必要なの
>で、一太郎かワードが入っている「ワープロ」が欲しい!と叫んでいました
>(笑)これって、なんとかならないんでしょうね。やっぱり)

ウィンドウズCEがそれに一歩近づいて来ています。
実際はまだ大きい、重い、ケーブルが必要、高いと3拍子揃っていますが、これは携帯との比較であって、パソコンとの比較では確実に携帯よりになっていてます。
携帯の持つ簡便性・経済性、そして、CEが持つ入出力 (液晶とキーボード) の融合ができたときに、パソコン終演の現実的な第一歩が踏み出されるのでしょう。

 <斉藤さん> 【法人市場も着実に大変動期を迎える】
        「かなりおもしろい」99.10.28

以前から抱いていた実感を理論的に説明してもらったという感想です。
前の職場(会社)で営業マンの営業日報をポケットボードで運用する仕組みを思い出しました。

某システム会社は50ユーザーに対して事務所にLotusのDominoサーバー、クライアントにノートパソコン、ダイヤルアップルーターの組み合わせで5000万円と言ってきました。
(これでも破格のお値段とか)

当方は、WindowsNTの付属物であるIIS,ASP,AccessによるWeb DatabaseとFree BSDのメールサーバー、OCN接続で、クライアントはポケットボードです。
これに知り合いのソフト会社に頼んで、WindowsのINIファイル形式に書いたメール文を解析してスクリプト(VB Script)で操作できるCOMを作ってもらいました。
(今時ならXMLでありましょうが)

ポケットボードから一定の書式で普通のメール文をサーバーの受信用アドレスに向け送信すればデータベースに格納できるという仕掛けです。
元々会社にあったインターネットインフラに付加されたコストはポケットボードの購入費用とCOMの作成料およびスクリプトファイルを書く手間だけでした。

生活者市場もさることならが法人市場も着実に大変動期を迎える素地が整いつつあるという感想です。


【お返事】

>某システム会社は50ユーザーに対して事務所にLotusのDominoサーバー、クライ
>アントにノートパソコン、ダイヤルアップルーターの組み合わせで5000万円と
>言ってきました。(これでも破格のお値段とか)

うひゃあ。
凄いですね。
でも、確かに従来の考え方からすれば、コストはこんな感じでしょうか。

>元々会社にあったインターネットインフラに付加されたコストはポケットボード
>の購入費用とCOMの作成料およびスクリプトファイルを書く手間だけでした。

この話を聞いて、あることを思い出しました。数年前にある友人が社長を務めている企業がオフコンからパソコンに切り替えたのですが、分かりやすいところでもこんなに違うのです。

●モデム = 2400bps -> 64000bps
●ハードディスク = 100MB -> 1GB
●日ごとの集計 = 4時間 -> 15分
●記録できる売り先である問屋の取引記録 = 1年分 -> 10年分
●開発コスト = 1/5

「法人用」と銘打つだけで、どれだけ企業努力をせずにやっているかというのをまざまざと見せつけられた気がしました。このオフコンのシステムを作っていたところは、その業界の最大手なのです。

>生活者市場もさることならが法人市場も着実に大変動期を迎える素地が整いつつ
>あるという感想です。

全く同感です。
後は購買担当者の「従来からの慣習」というのと「ベンダーとしての安心感」という傘をどれだけ外してものを考えることができるか。記事中にあったそういう細分化された責任主義さえ外せば幾らでも変革の実はありうると思います。

 <千原さん> 【なるほどこういう見方をすればいいのか】
        「ややおもしろい」99.10.26

こんにちは、今回はじめて、メールを読みました。

引き込まれるような文章の流れにちょっと長いと思われる文を一気に読んでしまいました。

私は今、自動車関係の仕事を自営しておりますが、人口の少ない地域に同業者が多い事もあり、真剣に転廃業を検討しておりますので、興味深く読まさせて頂きました。なるほどこういう見方をすればいいのかと感心させられました。


【お返事】

お褒めの言葉、ありがとうございます。
思い切った転廃業も一つの選択肢ですが、ものの見方を変えることで新たな展開も十分可能だと思います。細かいことはおいておいて、千原さんが所属されている自動車業界は特に流通が最も遅れている分野です。他の業種の勉強をしたり、もう一度お客さんを見直すことで、工夫の余地はまだまだあるものと、私個人は考えています。

頑張ってください.


 <山田さん> 【新しい使い方のコンスーマへの提案の時代】
        「かなりおもしろい」99.10.24

製品の成熟という視点で、たしかにPCは成熟期に達したと思います。
同じ意味で、携帯電話も一種の成熟期を迎えてしまっていると思います。軽量・軽薄・長時間という機能より、デザインが優先されてきているからです。ただ、新しい用途が開拓され、かつIMT2000という時代を迎え、アプリケーションの時代に入ってきました。
iモード、WAPというインターネットへのアクセス。メールの充実化。IDとしての役割。
決算手段のポータル。
そういう意味では、PCも同じだと思います。SONYのVAIOのように、新しい使い方のコンスーマへの提案の時代だと思います。PCの終焉と世間では言われていますが、PCは形は変わろうが、まだまだ性能・デザイン以外で元気になれるファクターが多々あると思ってます。最後に、製品は成熟するが飽和することは無いと思っています。


【お返事】

>同じ意味で、携帯電話も一種の成熟期を迎えてしまっていると思います。軽量・
>軽薄・長時間という機能より、デザインが優先されてきているからです。

同感です。
コギャルたちが携帯にジャラジャラと色んなものをつけているのも、その現れといって良いでしょう。

>新しい用途が開拓され、かつIMT2000という時代を迎え、アプリケーショ
>ンの時代に入ってきました。

はい。これも正解です。
つまり、「電話として使う」携帯は成熟期ですが、同じ形であっても別な商品の性格を持ち始めている。それは導入期です。

>そういう意味では、PCも同じだと思います。SONYのVAIOのように、
>新しい使い方のコンスーマへの提案の時代だと思います。

VAIO は新しい提案はしていますが、結局、「使いやすい、コンパクトなノートパソコン」に過ぎません。VAIO のユーザーの多くが初心者ではなく熟練者であり、その使い方も AV やデジタルカメラではなく、メールやワープロであることを考えると、メーカーの提案にまで達していないことが分かります (標準装備のデジカメ使用率は20%以下だとのこと)

第一、広告ではあれだけ屋外での使用を促し、パンフレットでは65枚の写真のうち、60枚が屋外、4枚が屋内であるのに対して、雑誌日経トレンディでの取材でソニーは堂々と
「モバイルなんて幻想です。実際は屋内で使うのが大半なのです。たがら、電池の持続時間が1時間でもまったく問題ありません」
とシャアシャアと言ってのけています (ああいった生活者をなめきっている姿勢はソニーの一番嫌いなところですが)。
メーカーが幻想だと言い切っていて本気になっていないのに、生活者がその提案についていくわけがありません。

それよりも、PCは炊飯器に埋め込まれた Z80 のように、もはや PC とはいえない形で生き残る可能性はあります (ちなみに、Z80はPC8001時代に厳然としてパソコンのCPUとして君臨したれっきとしたチップです)。

あるいは、メール専用機やマイクロソフト・オフィス専用機のように、汎用性ではなく専門性としてのキーワードとしての変化です。これらをPCと呼べば、PCは生き残りますが、(かつて、ワープロ専用機はPCではないという定義がありましたし、今でもそうですが)汎用性がなければPCではないというスタンスを取るならば、このままではPCの明日はありません。

それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。

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