readers' voice

励ましや、おしかりの言葉、ありがとうございます。

他の読者の方々の中にも、同じご意見を持った方がいらっしゃるかも知れません。自分の考えをまとめるための参考になる場合もあります。だから、「読者の声」は大事にしたいと考えています。
原則として、原文を掲載しています。新しい声から順番にご紹介しています。

それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。
こちらのフォームで投稿するか、voice2@systrat.co.jp へお送り下さい。

この色は皆さんの声 (お返事付) この色は皆さんへのご意見です
この色は皆さんの声 (お返事なし)

「2001年 ブランドの明日が見える」読後感

 <みどりさん> 【本やっと手に入れました】

         99.1.7

いつもお世話になっています。学生のみどりです。
「まくらコメント」までコメントを頂き、ありがとうございます。

今日は「読者の声」を読んでいて、2点ほどお知らせしたいことがあってメールしました。

◆「2001年ブランドの明日が見える」やっと手に入れました。

渋谷の三省堂、Book1stに行っても置いてなく、がっくりきて「ついに新宿紀伊国屋かあ・・・」までいきそうになりましたが、直前駅前の「本のデパート大盛堂」にふらっと入ったら、山積みでした。他のマーケティングの本も充実していて思わず感涙。

さすが老舗。「記号」と「意味」をきちんとリンクしていました。
ちなみにBook1stは私の中ではBook2nd扱いになっています。そして三省堂。
順位が出来上がってしまった。

自宅までの1時間、むさぼり読みました。マーケティングを全く勉強していませんが面白いですね。つるつると読み進んで帰宅時間が短く感じられました。わんこそばのような本です。

まだ読み終えていないので具体的に「ここがどう・・・」と言えないのですが(だったら早く読め!って感じですかね)とにかく面白い!読みやすい!ということをお伝えします。
読み終えたらいろいろお尋ねするかも知れません。そのときはよろしく。
来年は勇気を出してマーケティングの授業をとろうと思っています。(鬼の●●●●教授ですが)

◆「全文掲載版」についてちょっと

一度に何本も配信されて読み応えがあるのは大変結構なのですが、もしできたら一回の合計配信数を示していただけませんか?「まだかな?もう終わったかな?」といつも最後に混乱してしまうのです。
検討お願いします。

それにしても「読者の声」は時に名指しされることもあり、びくびくです。下手なことが書けませんね(笑)
ちなみに私のサークルは3年前「韓国風焼き肉」一昨年「台湾焼きビーフン」去年「メキシコサモサ」を売りあげ、たらふく飲みました。どこの大学も一緒です。

ではまた。記事を楽しみにしています。


【お返事】

>「まくらコメント」までコメントを頂き、ありがとうございます。

あっ、いえ、どういたしまして。
私にとって「まくら」であろうがなかろうが、大事なコメントには変わりありません。

>◆「2001年ブランドの明日が見える」やっと手に入れました。

よかったですね。
そんなに探していただいて、本当にありがとうございます。
著者冥利に尽きます。

>までいきそうになりましたが、直前駅前の「本のデパート大盛堂」にふらっと
>入ったら、山積みでした。他のマーケティングの本も充実していて思わず感涙。

そうでしたか。
あそこは地味な存在ですが、結構、品揃えはきちんとしていますよね。
私も実は小学生の頃からの愛用書店です。

>つるつると読み進んで帰宅時間が短く感じられました。わんこそ
>ばのような本です。

すみません。無茶苦茶、受けました (笑)
それ、いいですね。重版の時にはオビに入れようかしら (笑)
「目からウロコ」のコピーも読者の皆さんのコメントがヒントでしたし。

>とにかく面白い!読みやすい!という
>ことをお伝えします。

ありがとうございます。
いろんな職業の方に読んで頂いた甲斐があります。

最初は、英語で書いて日本語に翻訳しようという案もあったのです。そうすれば、読みやすい文章が書けるだろうし、出版界で話題のネタになるだろうから、ということだったのですが、面倒なので (笑)、一気に日本語で書きました。とはいうものの、完成までに1年半もかかっていますから・・・慣れないことはするものじゃない、とシミジミ思ったことを思いだします (笑)

>読み終えたらいろいろお尋ねするかも知れません。そのときはよろしく。

どうぞどうぞ。お気軽に。

>来年は勇気を出してマーケティングの授業をとろうと思っています。(鬼の●●
>●●教授ですが)

ごめんなさい。私、日本の教授の方の名前は良く知らないのですが (といっても、アメリカ人も知らない (笑))、良いことです。マーケティングって面白いです。私も大学で授業を取りたかったなぁ。

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>◆「全文掲載版」についてちょっと
>もしできたら一回の合計配信数を示していただけませんか?

あっ、完全に抜けていました。そのとおりです。
【1/6】とかの表示が合った方が全然心の準備がしやすい。
一番最初のみどりさんの「このメールは50秒で読み終わります」を思い出してしまいました。
次の配信から変更します。
ご指摘、ありがとうございました。

>それにしても「読者の声」は時に名指しされることもあり、びくびくです。下手
>なことが書けませんね(笑)

ははは。みどりさんも有名人、ということです (笑)
指摘している、えんやさんも、「私はこう見る」世界では有名人ですが。

>ちなみに私のサークルは3年前「韓国風焼き肉」一昨年「台湾焼きビーフン」去
>年「メキシコサモサ」を売りあげ、たらふく飲みました。どこの大学も一緒です。

えんやさん、見てますか? 女性狙いの次はこれです (笑)
「読者の声・全文掲載版」ちょっと意識してみました (爆笑)

 <渡辺さん> 【プレゼント当選の本、ありがとうございました】

        「????」99.1.7

昨日、ホームページにて「ひざまくら」と「広告」のアンケート調査にお答えしたところ、速攻でご返信をいただきありがとうございます

いつも、「私はこう見る」を読ませていただいており、こでの読者の声に対する反応の速さ、丁寧さに「スゴイなぁ、こんなに丁寧にメールのやりとりしてて、時間があるのかなぁ」と勝手に感心していたのですが、先日の本プレゼントのときも今回も、自分に対してこのような反応がスコーンと返ってくると、嬉しいやら驚くやら、という感じです。

これからもメルマガ楽しみにしております。
お忙しいでしょうし、いろいろ大変でしょうが、体調に気をつけて、ワタシたち読者のために(^^;)、これからもがんばってください。

プレゼントしていただいた本、私はまだ読んでないんですが(^^;)、うちの同居人が面白がって読んでおりました。ありがとうございました。


【お返事】

>る反応の速さ、丁寧さに「スゴイなぁ、こんなに丁寧にメールのやりとりして
>て、時間があるのかなぁ」と勝手に感心していたのですが、先日の本プレゼン

ご心配ありがとうございます (笑)
時間管理はコンサルタントの重要な条件ですので、大丈夫です (^^)v
ただ、本当に忙しいときは「ごめんなさいメール」を返信するようにしていますが (笑)

>お忙しいでしょうし、いろいろ大変でしょうが、体調に気をつけて、ワタシた
>ち読者のために(^^;)、これからもがんばってください。

了解です (笑)

>プレゼントしていただいた本、私はまだ読んでないんですが(^^;)、うちの同
>居人が面白がって読んでおりました。ありがとうございました。

おめでとうざいます。
気楽に読んで下さい。
また、質問等ありましたら、いつでもどうぞ。

 <渡辺さん> 【事象の核心だけを上手く抽出している】

        99.1.18

ということで、先日プレゼントしていただいた本「2001年 ブランドの明日が見える」を本日、読み終えました。

マーケティング素人のワタシにも大変分かりやすく、大変面白く読むことが出来ました。

いろんなケースを例示しながらも、混乱したり分かりにくかったりしないのは、ここで解説されている理論が極めてシンプルだからかな、と感じました。
「イロイロ言い出せば、実際はイロイロあるんだけど、要はこういう事なんだよ」みたいな、「事象の核心だけを上手く抽出している」という感覚です。

そしてシンプルであるがゆえに応用も利くし、組み合わせやすい。結果的にポリノミアル・マーケティングが可能となる。そんな印象を受けました。
あるいは、ひょっとするとポリノミアル・マーケティングを実践するためには、パーツとなる様々な理論は出来るだけシンプルでなければならなかったのかもしれませんが。

以前にいただいたメールの中で、プロダクトコーン理論を「使い勝手が良い」とおっしゃってましたが、その他の理論についても、まさに「使い勝手が良い」という表現はピッタリだと思います。

また、以前から読ませていただいているメルマガでの考え方の基本は、実はこの1冊に凝縮されているんじゃないか、とも感じました。
この本を読んだ上で過去のメルマガを読み返してみると、以前よりもっと分かりやすくなったように思います。

今後は、ここで紹介されている理論を、メルマガを題材にしたりしながら現実に当てはめてみて、「はっはーん、なるほどね」という練習をやってみようと思っています。

あ、それから細かいところですが、ジャワティストレートの市場についての話を読んで、初めてテジャワを飲んだときの強烈な違和感の正体が分かりました。
テジャワはとても「紅茶」の味だったんですねぇ。


【お返事】

わざわざ感想を頂いて、感謝しています。ありがとうございました。
読後感想って結構大変だと思います。私自身、めげたこともあるくらいですから、それだけに大変嬉しいです。

>「イロイロ言い出せば、実際はイロイロあるんだけど、要はこういう事なんだよ」
>みたいな、「事象の核心だけを上手く抽出している」という感覚です。

正にそのとおりです。意図をくみ取っていただいてこんなに嬉しいことはありません。
あの本は、普通の感覚で細かく書くと3-4冊分になってしまいます。
それでは書く方も読む方も混乱してしまうので、端的に書きました。

>そしてシンプルであるがゆえに応用も利くし、組み合わせやすい。結果的に
>ポリノミアル・マーケティングが可能となる。そんな印象を受けました。

どちらも正解です。
その背景にあるものは、「複雑だと自分が分からなくなってしまう」という1点です (笑)

冗談のようですが、目一杯本気です。
1つ1つのパートがシンプルだと、頭の中でシミュレーションがしやすくなるのです。
1つのプロジェクトは色々な要素に分割されます。そして、戦略や分析の視点なども組み合わせになるのですが、それぞれが複雑だと、訳が分からなくなって、素早いシミュレーションができなくなってしまうのです。

逆に素早いシミュレーションができるメリットはたくさんあります。その中でも最大のものは、短期間で同質のアウトプットが出せる、ということです。コンサルタントはタイム・チャージで動きますので、これは、即、コンサルティング・ビジネスとしての生産性に直結します。もちろん、クライアントにとって、同じ質なら早く報告書をもらって、アクションを起こしたいわけです。市場はどんどん動くわけですから。逆に、同じ時間なら、より深い分析が可能になります。いずれも、双方にメリットがあるのです。

>また、以前から読ませていただいているメルマガでの考え方の基本は、実はこの
>1冊に凝縮されているんじゃないか、とも感じました。

ご明察です。元々、あの本を書いたときは、3部作のつもりで (スターウォーズみたいです (笑))、その第1弾ですが、やはり、私が現場でもよく使う理論をまとめたものです。ですから、「私はこう見る」の視点が、あの本がベースになるのは自然な流れでして、自分でも意識しながら書いている部分もあります。

裏側を言うと (笑)、あの本に出ている事例に焦点を当てて、より分かりやすくしたのが「私はこう見る」という位置づけでもあります。リバーシブルのジャケットのようなものです (笑)

>今後は、ここで紹介されている理論を、メルマガを題材にしたりしながら現実に
>当てはめてみて、「はっはーん、なるほどね」という練習をやってみようと思っ

是非オススメします。
私の場合は、田岡氏のランチェスター理論やコトラーでしたが、その訓練はかなり有効です。

>テジャワはとても「紅茶」の味だったんですねぇ。

はい。実は私も同様に衝撃というか違和感があったのを鮮明に覚えています。
また、広告の第2弾で三船敏郎が出演してぶっ飛んだ記憶もあります (笑)

 <松尾さん> 【「2001年 ブランドの明日が見える」読みました】
       「?????」98.12.9

早速読了致しました。

「面白かった」だけでは月並みな感想になりますが。私が感じたのは、紹介されている様々な理論が実際に使える道具なんだな、とうことです。
プロダクトコーン理論にしろ、DCCM理論にしろ、非常にわかりやすく、かつ有用なものであるだけでなく、すぐにでも活用できそうなことがもっとも感銘を受けた点です。

 エーカーのブランド理論など、理論としては精緻で、壮大なものではありますが、実践ではとても使う気になれません。使えなければ理論の価値は低くなってしまうと思いますし、この点で実践的なランチェスター理論をベースにした理論の活用容易性というものをはじめて知った気がしました。ランチェスター戦略については、表面的になぞっただけでしたが、これから本格的に勉強してみようと思います。

 とにかく、私もマーケティングの本は山ほど読んできましたが、他の本ではなかなか見られないオリジナリティあふれるさまざまな理論、考え方を知ることができて大満足です。本当にありがとうございました。

 八田氏の執筆された6章も、私が代理店在籍中ということもあり、うなずける点が多々ありました。幸い、私の会社はダイレクトマーケティング専門のため、見込み客獲得数、コンバージョン率、リテンション率といった広告成果を常に求めているという点で、企業のマーケティングニーズとクリエイティブの乖離が比較的小さいと自負しておりますが。

(質問1)

 51ページの購入モデルの図として、3つのモデルが図示されていますが、本文の説明とこの図がもうひとつしっくりこない印象を受けました。私の理解不足だと思いますが。急ぎませんが、補足説明いただければ助かります。

(質問2)

 本書のタイトルも、十分検討された上でつけられたかと思いますが、幅広い読者(主にビジネスマン)に受け入れられることを狙われたのでしょうか?

内容的には、わかりやすいものに仕上がっているとはいえ、かなり高度な内容が含まれておりますし、例えば「最新ブランドマーケティング戦略」的なちょっと固めのタイトルが良かったのでは・・・というのが私の意見です。
(xxxブランド戦略というタイトルは最近やたら多いので、差別性の観点からはよくないとは思いますが)


【お返事】

>かつ有用なものであるだけでなく、すぐにでも活用できそうなことが
>もっとも感銘を受けた点です。

ありがとうございます。
元が実務家なものですから、「そのままでは使えない理論は、使えるようにする」というのが身体に染み込んでいます。また、実際、本書の理論は、メーカー時代に金にあかして実験済みのものがほとんどですから、理論のための理論ではない、という点でも特徴あるものです。

> エーカーのブランド理論など、理論としては精緻で、壮大なものでは
>ありますが、実践ではとても使う気になれません。

同感です。
一方で、アーカーのような人がいるからこそ、私のような実務家出身のコンサルタントが、基本原則から外れた間違いを犯さなくても済む、という利点があります。
そういう意味では、田岡さんのランチェスター戦略は実践の観点からの私の教科書であり、コトラーのマーケティング・マネジメントは論理の観点からのバイブルなのです。
私の数々の理論は、学究分野での研究者と実務者の架け橋のような存在になれば嬉しい、というポジションで造ったものです。

>この点で実践的なランチェスター
>理論をベースにした理論の活用容易性というものをはじめて知った気が
>しました。

はい。ランチェスター戦略は実践的という意味でも、実に素晴らしいマーケティング戦略体系です。

時代とともに、若干古くささが出てしまいましたが、ちょっと見方を変えるだけで、今でも十二分に使えます。書店ではマーケティングではなくセールスのコーナーに置いてあり、セールス分野での理論書になってしまった感があります。そのために今の若いマーケティング担当者の目に触れないのが残念です。

> とにかく、私もマーケティングの本は山ほど読んできましたが、他の本では
>なかなか見られないオリジナリティあふれるさまざまな理論、考え方を
>知ることができて大満足です。本当にありがとうございました。

そう言って頂いて本当に光栄です。
まだまだ至らないところがたくさんありますので、第2弾を早く書きたいと思っています。3部作でスタートしたこともあり、ネタはあるのですが、時間が取れなかったというのが実状です。その時には、松屋さんを始め、皆さんのご意見をもっと取り入れた内容にしたいと考えています。

> 八田氏の執筆された6章も、私が代理店在籍中ということもあり、うなずける
>点が多々ありました。

この章は、代理店の方に評判がいいです (笑)
特に、営業とクリエイティブ部門の方々です。
考えようによっては代理店批判なのですが、良い意味で捉えて頂いているようです。

>求めているという点で、企業のマーケティングニーズとクリエイティブの乖離が
>比較的小さいと自負しておりますが。

そうですね。
ダイレクトマーケティングの分野は比較的新しいので、妙な習慣や垢のようなものがない、という利点があるのは常々感じています。

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> 51ページの購入モデルの図として、3つのモデルが図示されていますが、

>本文の説明とこの図がもうひとつしっくりこない印象を受けました。私の

>理解不足だと思いますが。急ぎませんが、補足説明いただければ助かります。

3つの図のうち、一番上は普通の DAGMAR 理論に基づく生活者行動ですよね。

2つ目の図は、レギュラーユーザーの心理過程です。網点の真ん中の線はないものとして考えた方がわかりやすいかも知れません。

つまり、いつもマイルドセブンを買っている人は、

【知名】=マイルドセブンが自販機にある

【理解】=マイルドセブンは吸いやすくて、軽くもなく重くもない丁度良い吸い心地のたばこである。また、サラリーマンの私が吸っていても、客先で「生意気なヤツ」などと反感を買うこともない・・・・・

などと、DAGMARのステップをいちいち意識しながら自販機のボタンを押しているわけではありません。
「あっ、マイルドセブンがあったな」
と一瞬にして選び、ボタンを押します。

つまり、DAGMARで言うところの【知名】(=自販機にあった) は意識しますが、【理解】【好意】などのステップはすっ飛ばして、【レギュラー】(=購入) に走ります。
周囲の黒いベタの線はその過程を表しています。

イメージ広告は、【知名】【理解】【好意】等のステップを生活者に踏ませることなく、このラインを太くする効果があります。逆に言えば、「なぜ私はこの商品を買っているのだろう」という「余計な」ことを考えさせない効果があるのです。

さて、下位や後発のメーカーが同じイメージ訴求をするとどうなるか。

既に上位メーカーがしいた

【知名】からいきなり【レギュラー】(=購入)

の線とモロにぶつかってしまうことになります。
そして、上位メーカーの方が線が太いため、下位メーカーは永遠に勝てない、というシナリオになります。

だから、下位メーカーは、改めて、【知名】【理解】【好意】等のステップを踏ませることで、生活者のサイクルを正常に戻すために「下位メーカーの商品を買う理由」を明示する方が有利なのです。

補足説明、ご理解頂けたでしょうか。

----------------------------------

>(xxxブランド戦略というタイトルは最近やたら多いので、差別性の観点からは
>よくないとは思いますが)

タイトルについてはかなりの議論がありました。
発行が遅れたのも、それが理由です。
ポイントは、発行元であるジャパンミックスの企業力です。要するに、差別性がないと他のビジネス系の出版社に勝てず、書店で置いてもらえないのです。本書のオリジナルは「ランチェスター戦略を超えて」というタイトルでしたが、その判断も発行元の企業力を勘案したからです。前回は計算どおりランチェスター戦略のコーナーに置かれ、かなり効果的でした。

が、唯一の誤算は、ランチェスター戦略が大型書店ではセールスのコーナーに常置されていたことでした (笑)。マーケティングの担当部長をターゲットにして本を書いたのに、セールスの方々が買ってくれたケースが実に多かったのです (笑)

オリジナルがかなり売れたのにタイトルを変えたのも、その経験を踏まえたからです。
また、ランチェスター戦略の話題性が4年前より少なくなっていたのがタイトル変更の第2の理由でした。

この差別化はかなり徹底しており、帯がある状態で背表紙を見ると、私の名前が隠れて見えません (笑)。その代わり長岡実氏の字があたかも著者のように配置されています。私の名前で売れる本ではありませんから、まったく気にしていません。割り切っています。


【松尾さんからのお返事】

確かに、マーケティング関連のところに置いてありますね。
この本がたくさんの方に読まれることを願っています。

それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。

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