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なぜ売れる?〜謎解きで楽しむマーケティング入門〜
森 行生著(技術評論社 264ページ 1,760円)
2026年1月26日刊行 全国の書店、アマゾンなどのネット書店で取り扱い

なぜ売れる?

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「こんなのだれが買うんだろう?」

健康ブームなのにカロリーたっぷり【メガマック】
日本より所得が低い国なのに価格は高い【ユニクロ】
ゲーム好きに見向きもされなかった【ニンテンドーDS】
名前は小さくしか書かれていない【猫探偵のポスター】
「道ばたで拾える」と言われた【1000円の綿ロープ】
後ろめたい、安くもない【サトウのごはん】
万人無視で市場が小さい【偏愛めし】
理論がわかるとヒットがわかる!

身近な謎から「なぜ」が身につく、エンターテイメントとしてのマーケティング入門。

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第1章 健康ブームなのにメガマックがヒットしたのはなぜ?
健康意識は真っ盛り、なのになぜヒット?
「みんなちがって、みんないい」の不都合な真実
トレンドという「何も考えないで済む」ワナ
なぜ、企業は性年齢などの「外見で判断できる基準」で健康ターゲットを決めるのか
価値観でグループを分ける
業界別の価値観グループを作る
メガマックがヒットした本当の理由
より深く理解するための検証
COLUMN健康じつは根が深い「平均発想」

第2章 日本より高い価格のユニクロが、所得が低い中国やアジアでなぜヒットしたのか?
ユニクロ中国が大失敗
ユニクロ中国、華麗なる復活
ヒット商品を最初に買う人たち
イノベーターと誤解される人たち
イノベーターは天使にも悪魔にもなる
「みんなに評判がいいなら、私も買おうかな」
価格や品質ではなく、ターゲットをまちがえたユニクロ
「イノベーター戦略しか成功しない」わけではない
価値観とイノベーターの組み合わせでターゲット設定は完璧
海外のイノベーターは富裕層が多い傾向
COLUMNBtoBにも応用できるイノベーター理論

第3章 「迷い猫、探してます」ポスター、プロ猫探偵の成功率が高いのはなぜか?
1個ちょうだい」で、ポッキーは許せるのに、なぜピノは許せないのか?
「迷い猫、探してます」ポスター、猫探偵の成功率が高いのはなぜか?
飲食店の立て看板や店頭のメニュー写真を見て「個人店かな」と感じるのはなぜか?
市場シェアに意味を持たせるクープマンの目標値
ガリバーになれば盤石
「二流でしょ」と言われる市場シェア
クープマンの目標値の3つの注意点
ピノはあげたくない
猫探偵のポスターは発見率が高い理由
居酒屋の立て看板が、なぜ「個人店だとわかる」のか?
広告費のムダをなくす
立体でもOK
クープマンの目標値で姉妹品のデザインを考える
社内でのパワーバランスを考えて戦略的に動く
COLUMN生活者から見たデザインのインパクトを測るかんたんな方法

第4章 ゲーム好きに見向きもされなかったニンテンドーDSがヒットしたのはなぜか?
Switch2の大ヒットが記憶に新しいが……
『脳トレ』ヒットの裏にいた、意外な「最初の顧客」
革新型イノベーターが市場の地殻変動を起こす
頭が柔らかいから脳を鍛えようとする人たち
「クリエーター気質の人はイノベーター」だが「イノベーターはクリエーター気質」とはいえない
きれいに撮れない25万画素のデジカメ
25万画素が「都合がいい」理由
革新型イノベーターが出現しやすい3つの条件
ベネフィット翻訳力が高い革新型イノベーター
chocoZAPはダブルイノベーターなのか
ダブルイノベーター、その後3つのパターン

第5章 こんなもの道ばたで拾える」とバイヤーに言われた1000円の綿ロープがなぜ売れたのか?
「価値の見せ方」が大ヒットを作った
商品を定義して、次の一手を読むことでヒット商品を作る〜プロダクトコーン理論
プロダクトコーン3要素をきちんと書いてある商品は意外に少ない
犬の行動と飼い主の心を味方にしたデンタルコットン
完全栄養食なのに、方向性がまったく違う「メイバランス」と「完全メシ」
西川きよし(79歳)と堀江貴文(52歳)の違い
次の一手がかんたんにわかるプロダクトコーン理論
プロダクトコーン理論はイノベーター理論とつながる
子どもが好きな3大お菓子だったキャンディやチョコレートは残ったのに、なぜキャラメルだけ元気がなくなったのか?
キャラメルは44年もキャンディに遅れを取った
チューイングガムも進化例
ガム市場を奪い、キャンディ市場を脅かす可能性があるグミ

第6章 後ろめたくて安くもないのにサトウのごはんはなぜヒットしたか?
生活者は「便利さ」に魅力を感じていなかった?初期の誤算
イメージ、習慣、価格の大きな壁
ブランドの健康診断に欠かせない5つの数字
ブランドになるまでのチェックポイント:知って→理解して→好きになって→試して→続ける
4つのギャップ判定でブランドの強さを測る
「広告が悪かったから売れなかった」「いや、商品が悪かったからだ」
20%の売上増を果たした午後の紅茶
サトウのごはんの突破口と「玄関開けたら2分でごはん」の大切さ
コカ・コーラも使った!サンプリングの威力
「困ったときに人に聞ける」価値
レギュラーを無理やり底上げする販促活動
COLUMNベネフィットも好意につなげることができる

第7章 万人無視で市場が小さい「偏愛めし」がなぜ成功したのか?
みんなの75点より、誰かの120点」
2年経っても話題性が衰えない
正面か、側面か、それともニッチ?
iPhoneは20個も当時のニーズを無視した
「突き抜けたコンセプト」は情熱価格からの進化で生まれた
「みんなの75点より誰かの120点」戦略の真実
F1が、F1のエンジンで走らない車の売上を押し上げる
弁当がドン・キホーテを強くする理由
KALDIも側面攻撃
攻めは「狭く、そして深く」

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