読者の声 : 2000.3.8号 (4/7)

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友だちの「輪」は繋がるか【人脈】 99.9.15 掲載

 <さんたさん> 【先輩と二人で新しく事業を始めました】

        「かなりおもしろい」99.9.14

人脈についての記事、大変興味深く読ませていただきました。私事ですが、実は、今年の春に会社を退職しまして、そのときの先輩と二人で新しく事業を始めました。(まだ始めたばかりなのですが)大手エージェントに勤めておりましたので、当然、お客様というか、知り合いは大勢おりました。もちろん、今までの顧客は、現在の顧客にはなり得ないとは覚悟をしておりましたので、それこそ、森さんのおっしゃるとおり、10%くらいしか残らなくても特に大きなショックはうけませんでした。しかし、50%くらいの人がご祝儀買いくらいはしてくれるのではとの期待は大きくはずれました。(今のご時世では特に仕方がないのかもしれないと、自分で自分をなぐさめています)まだまだ、考えが甘かったようです。(苦笑)

話は少し逸れますが、以前勤めていた会社の先輩に言われたことがあります。私が「お金がない!」と騒いでいたら「○○ちゃん、お金集めるのなんて簡単、簡単。あなたが本気で『一万円貸して〜』とお願いして貸してくれる人が100人いたらすぐに100万円集まるよ。でももし貸してくれそうな人がすぐに100人思いつかないのであれば、自分自身をもっと向上させなきゃだめさ。」

この台詞を言ったのは男性ですが、確かにもっともな意見でした。お互いに知っている人というだけであれば、ずいぶんその数は増えますが、自分がお願いしてお金を借りたい人、また貸してくれそうな人、1万円ではなく、10万円でも貸してくれそうな人などと考えていくと、自分と、相手の信頼関係みたいなものが見えるような気がしたものでした。

なぜ私が会社を辞める前に、今回の記事を読んでいたかったな〜と言うのが、素直な感想です。
そうすれば、もっといろいろな観点から人間関係について観察できかたかもしれません。
あっ、もちろん、以前の会社の内部の人間模様です。(世の中の男性で、俺様は○○(株)の××長様なんだぞという態度の人のいかに多いことか!偏見だったらすみません。)

特に不況の今、どこの会社もそうだと思いますが、新入社員があまりにも少なくて、大企業でありながら、一支店には、新人0人という年もあったりして、「聞いてくださいよ。僕ってもう3年もぺー1(一番下っ端という意味です)のままなんですよね。不幸ですよね?」などと嘆いている、若い男性社員もいます。「なにいってんの!そのうち、あなたも私より上の立場になるんだから、まだいいじゃん。私たち女なんて、どんなにがんばっても、がんばりすぎて、高給取りになれば、新しい上司からは目障りにされるし、仕事もできずに歳をとれば、ただの邪魔なおばさん扱いだし・・・。」などといいながらも、彼らだって看板しょってるから、とりあえず××長と言われているけど、看板がなけりゃただの無能おじさんじゃんと一人心の中で思ったものでした。
もちろん、かわいがってくれる上司も大勢いましたし、会社でいじめられていた訳でもでもなく、かなり大きな顔をしていたと自他共に認めています、念のため。
(なんだか、愚痴っぽい話になってしまいすみません。)

でも、本当にそれくらい、大企業の看板をしょっていること=自分は偉い人と思いこんでいる人の多いことには驚かされます。今回の記事を読んで、改めてそうなんだな、と再確認をしたような気がします。

自分の人間関係についても、もう一度よく考えてみたいと思いました。


【お返事】

>今年の春に会社を退職しまして、そのときの先輩と二人で新しく事業を始め
>ました。

おめでとうございます。
これからですね。頑張って下さい。

>はうけませんでした。しかし、50%くらいの人がご祝儀買いくらいはしてく
>れるのではとの期待は大きくはずれました。(今のご時世では特に仕方がない
>のかもしれないと、自分で自分をなぐさめています)まだまだ、考えが甘かっ
>たようです。(苦笑)

業界にもよりますから、50%が高いのか低いのかは一概に言えませんが、一般的に見たら、やっぱり高いですよね (笑)
もちろん、ご指摘のとおり、昨今の経済状況も無視できませんが。

>借りたい人、また貸してくれそうな人、1万円ではなく、10万円でも貸して
>くれそうな人などと考えていくと、自分と、相手の信頼関係みたいなものが見
>えるような気がしたものでした。

まったく同感です。
今回の記事でも、お金の話をしようと思ったのですが、角が立つのと紙面の都合上止めました。
たくさんの人がそうでしょうが、お金を貸すときは、戻ってくるのは期待しません。上げるつもりで貸します。だから、貸す人に対する評価が厳しくなります。ある人は1万円まで、ある人は30万円まで、という感じで線を引きます。また、50万円を貸して欲しいと言われても、25万円を貸し、それが期日までにちゃんと返してくれたら、その25万円を新たに貸す、という方法も採ることがあります。

そういう意味で借金はバロメータだし、お金を貸すのは「その人に対して貸す」のではなく「私のその人の評価=私の人を見る目に対して貸している」という感覚です。だから、お金を返してくれなくても、その人に対して腹が立つのではなく、その人を評価した自分への反省になるので、自分自身が成長する材料になるんです。

>(世の中の男性で、俺様は○○(株)の××長様なんだぞという態度の人の
>いかに多いことか!偏見だったらすみません。)

あははは。その点については、昔ならいざ知らず、今では大きな性差はありません (笑)
たまたま、女性で社会的に高い地位にいる方が少ないので目立たないだけで、「大企業の課長なら安心」とか「大企業の社員だから恋人候補として『当たり』」という感覚は、裏を返せば「自分がそういう立場になったら、(外に出す出さないは別にして) 同じ事をする」という意味ですもの。
分かりやすく言えば、社内で高い地位にいる人の奥さんが社宅などででかい面をするのが、私たちの目に見える「同じ事」ですよね。

>でも、本当にそれくらい、大企業の看板をしょっていること=自分は偉い人と
>思いこんでいる人の多いことには驚かされます。今回の記事を読んで、改めて
>そうなんだな、と再確認をしたような気がします。

こういう人たちって、結局は「弱い人」なんだと思います。
自分を客観的に見る勇気のない人、自分に自身がないことが分かっている人たちです。
それは、ある意味「人間の弱さ」「業」のようなものです。そう考えるようになってからは、腹が立つことが少なくなりました (まったくないわけではありませんが (笑))

 <村松さん> 【共感する部分が非常にあります】

        「かなりおもしろい」99.9.14

いつも大変楽しく読ませて頂いております。今回の人脈の件ですが、共感する部分が非常にあります。例えば、職業で人を見ない、間接人脈つまり一人のタレントをつかまえれば5000人の人脈をもっているのと同じなど。


【お返事】

ありがとうございます。
今回は「森流」というものがない分、共感が得られたのかも知れません。
これからもよろしくお願いいたします。

 <まつおさん> 【なによりも大切なのは人だ】

        「かなりおもしろい」99.9.14

今回のテーマは、私にとって最も関心の高いテーマです。
私も社会人1年生の頃から、社外での人脈形成をかなり意識しており、さまざまな異業種交流会等に積極的に参加してきました。でも結構、会に参加して終わり、ということが多く、付き合いを深めていくということがあまりなかったのです。知り合う人は多いが、さらに関係を深めていこうという意欲には欠けていたのですね。

ただ、最近は「自分は人との関係の中で生きている(生かされている)ということが実感として思えるようになりました。なによりも大切なのは人だと。

森さんのおっしゃるように、私の出会う人々をありのまま、一人の人間として見よう、常に誠意を持って対応しようと考えるようになりました。

きれいごとを言っているようですが、どんなに仕事が面白くても、職場の人間関係、家族との関係、社外の友人たちとの関係がうまくいっていなければ、おそらくとてもむなしい毎日になるだろうことが今ははっきりとわかるのです。

私も、顔の広さを自慢するために、表面的な人間関係を結ぶような語感のある「人脈」「人脈形成」という言葉は嫌いになりました。もっと自然に、素直に、出会う人たちとおつきあいしていければと思っています。


【お返事】

>ただ、最近は「自分は人との関係の中で生きている
>(生かされている)ということが実感として思えるように
>なりました。なによりも大切なのは人だと。

まったく同感です。
肩に力が入っているうちはそれを感じないのですが、自然体で人と自分を見ると、それを実感しますよね。もちろん、それを感じるまでにはたくさんの人と会うことが条件みたいなものですから、まつおさんも私も、「健全な成長」をしたのでしょうね。

>きれいごとを言っているようですが、どんなに仕事が面白くても、

「きれいごと」と言われるものの幾つかは、本当は自分がある程度の経験と知見が成熟したときに分かる「真理」みたいなものかも知れない、と思うようになりました。
また、泥臭いものやことを経験すればするほど、「きれいごと」が持つ、「本来の姿」を意識することの大事さも分かるようになりました。「きれいごと」をそのままするつもりも、泥臭いことを否定するつもりもありません。「きれいごと」を意識するから、人間の本来の欲望である泥臭さにどっぷり浸かっていられる、という感じです。

>もっと自然に、素直に、出会う人たちとおつきあいしていければ
>と思っています。

はい。そういう意味で、私もまだまだ精進です (笑)

 <Hassyさん> 【出会いをどう自分の財産としていくか】

        「どちらともいえない」99.9.17

今回のテーマの「人脈」、改めて指摘されるとまだまだ努力が足りんなと感じさせられた内容でした。だだ、評価としては、記事が少々冗長に感じたこと、面白いというよりはためになる内容ということで「どちらともいえない」とさせていただきました。

人脈を広げるためには、森さんの言う通り「自分を磨いて、魅力的な人間になること」に尽きると思います。さらに付け加えれば、魅力の範疇に入るかも知れませんが、
 ●視野を広げること、話題が豊富なこと、
 ●行動力を高める、行動半径を広げること、も必要ですね。

実際、仕事以外で知り合いを広げる機会について、8月以降どんなものがあったかを棚卸ししてみると、(〇は参加、×は非参加)
 〇:妻の先生でもあるのセミプロのミュージシャンの方々との1泊2日でのパーティ
 ×:某女性企業家を迎えての夕食&講演会
 ×:テニス仲間(♀)企画のゲイバー探訪
 ×:某ビジネススクールのリクルーター日本訪問のウエルカムパーティ
 〇:某マーケティングの先生の私的勉強会
 〇:町内会主催のお祭り準備・実行のお手伝い
 ?:幽霊部員と化していた、某社会人テニスサークルの飲み会

つまり、週に1回は、出会いを広げる機会があったのですが、結局は半分ぐらいしか出席していませんでした。(最近、中古のマンションを購入したので金欠というのもあるのですが(笑))
特に、最後の飲み会は森さんの記事が届いてから、心を入れ直して出席することとしました。今夜行ってきます(笑)。

仕事の関係では、先日某システムの開発をお願いしているベンダーさんと、そのベンダーが開発を手がけた他社の事例について勉強会を開きました。違った視点を入れることで、自社案件だけだと見えなかった面が見えてきて、結構参考になったと思います。なぜクライアントがベンダーを接待するのだ、という声もありましたが、情報共有化のコストと割り切ってその流れで夜の部に突入しました。こういった付き合いも楽しいですね。(その後は、きちんとドライに対応しています)

ただ、これからの課題は、付き合いの幅を広げるだけでなく、出会いをどう自分の財産としていくかですね。そのためにも、自分を磨いて魅力度を高めなければ…


【お返事】

> ●視野を広げること、話題が豊富なこと、

これは「魅力」の一部ですよね。
私は「魅力」は内面もそうですが、外面もあってもいいと思っています。
それぞれの人が感じる「魅力」は様々ですもの。
大事なのは「問題意識を忘れない」と言うことなんだと思います。

>実際、仕事以外で知り合いを広げる機会について、8月以降どんなものが
>あったかを棚卸ししてみると、(〇は参加、×は非参加)

こういう総括はおもしろい試みですね。
大変素晴らしいです。

>特に、最後の飲み会は森さんの記事が届いてから、心を入れ直して出席する
>こととしました。今夜行ってきます(笑)。

早速行動するのは素晴らしいです。
私の記事がきっかけになったのは嬉しいです。
楽しんで下さい。それがやっぱり基本ですから (笑)

>なぜクライアントがベンダーを接待するのだ、という声もあ
>りましたが、情報共有化のコストと割り切ってその流れで夜の部に突入しま
>した。こういった付き合いも楽しいですね。

意外に取引先を接待するクライアントの方は多いです。
ただ、私はお酒がダメなのと別な理由で、クライアントのお誘いをお断りすることの方が多いですけど。

>ただ、これからの課題は、付き合いの幅を広げるだけでなく、出会いをどう
>自分の財産としていくかですね。そのためにも、自分を磨いて魅力度を高め
>なければ

同感です。
人とのつき合いは「自然体」ですが、自分を磨くのは「努力」が一番です。

 <ひろえさん> 【本来の自分自身でいることの大切さ】

        「かなりおもしろい」99.9.16

数ヶ月前からメールマガジンを愛読させていただいております。
今回は自分自身でも考えることが多い内容だったので、筆を取りました。

一時期「人脈を作ろう」と思い、行動している時がありました。
ですが、下心があるやり方に限界と自分自身へのやるせなさを感じてやめました。
この時思ったことは「本来の自分自身でいることの大切さ」と「人間関係は後からついてくるものだ」ということでした。

とは言っても、まだ人をその人自身ではなく別のファクターを通して見てしまうことがあります。
この点について、今回のメールマガジンから教えを受けたように思いました。

これからも森さんのメールマガジンを楽しみに読ませていただきます。
頑張ってください。


【お返事】

>この時思ったことは「本来の自分自身でいることの大切さ」と
>「人間関係は後からついてくるものだ」ということでした。

ご明察です。
ただ、もうおわかりかとは思いますが、

>「人間関係は後からついてくるものだ」

は、「たくさんの人と触れる」のが条件です。
極端な例を出せば分かりやすいと思いますが、家に閉じこもって、10年に1人しか会わないのでは、どうやっても限界があります。
別な言い方をすれば「質は量を確保した上で初めて意味をなす」ということです。

>とは言っても、まだ人をその人自身ではなく別のファクターを通して
>見てしまうことがあります。
>この点について、今回のメールマガジンから教えを受けたように思いました。

プロフィールを見せていただきましたが、ひろえさんはまだ若いですから、仕方がないです。開き直っても良いのではないでしょうか (笑)
ただ、そのことを知ってさえいれば、「あ、今は別のファクターでこの人を見ているな」と自分で分かります。これが大事なんだろうと思います。

>これからも森さんのメールマガジンを楽しみに読ませていただきます。
>頑張ってください。

ありがとうございます。
ご期待に添えるよう、頑張ります。

 <SHINさん> 【結婚相手の確率計算】

        「very interesting」99.9.16

there is nothing truly "new" to me but makes me feel compassion with the author.
what's very appealing to me is few people around me can share a kick out of discussion like yours. your argument on how many marriage candidates may appear before you is simple but not seriously recogtnized before i read your mail. yes,there are not many chances out there, especially as you get older as your selection criteria get tougher as you argued.

【森の勝手な翻訳】
この記事には特に目新しいことがありませんでした。しかし、森さんに大変共感するところがありました。
私の周辺には森さんのような議論をきちんとする人がほとんどいませんでした。
でも、例えば、結婚相手の確率計算などは一見単純な話ですが、この記事を読むまでは真剣に意識したことがなかったのです。
確かに森さんがおっしゃるように、良い相手に巡り会えるチャンスなどそう転がってはいませんよね。特に、年齢が上がって選択基準が厳しくなったらなおさらです。


【お返事】

>there is nothing truly "new" to me but makes me feel compassion with
> the author.

この記事には特に目新しいことがありませんでした。しかし、森さんに大変共感するところがありました。

はい。今回は「森流」というのがなく、人との出会いをきちんと考えている40代、50代の方なら誰もが考えて実行しているようなことしか書けなかったのが本音です。
ただ、こういった書き方をしている本や記事は少ないので、「32才まで」と限定すれば、それなりに参考になるのだろう、という気持ちがあったのは正直なところでした。

>your argument on how many marriage
>candidates may appear before you is simple but not seriously
>recogtnized before i read your mail.
でも、例えば、結婚相手の確率計算などは一見単純な話ですが、この記事を読むまでは真剣に意識したことがなかったのです。

この点が唯一、「森らしい」所かも知れませんね (笑)

>especially as you get older as your selection criteria get tougher
> as you argued.
特に、年齢が上がって選択基準が厳しくなったらなおさらです。

選別の目が厳しくなればなるほど幾何級数的に難しくなるのは、この計算が端的に表していますよね。

 <まりさん> 【メールの世界はまだまだ非常識な物の言い方が多見】

        「かなりつまらない」99.9.16

 評価としては、なんだか厳しいことになってしまいました。
 今回はマーケティングとはちょっと異なるお話しですよね?
 ということで、少し気を楽に、思う事を書かせて頂きます。

 

   >知り合いの数は十分ですか?

  と聞かれても、

  >元気な30代までは数を増やすこと、40代
  >になったら質を高めることを目標に

  と言われても、個人的にあまりピンとこないから・・というのがこの評価につながったような気がします。
 通り過ぎる数はあまり大切ではなく、残るものの数も必要はなくその時々(一瞬)にどんなつきあいをするか、何が自分に残るかが何よりも大切で、名前も素性も知らなくても、「知り合い」とはいえない出会いでも、いい出会いは自分にとって大きな意味が生まれます。

  同じ人に何度もあって得るもの も、ある部分では必要ですが、通り一遍のつきあいならば(重複してその人自身とその人の考えを理解するというようなつきあいで無ければ)、その人の考えや価値観を知って、その尺を自分の中に持つことによって、それは自分の中で反復され得る気がします。
 ・・抽象的すぎるでしょうか?

  一週間に20人の人と会っても、どんな人か一通り感じて名刺交換をしても、何も残らないことがあります。
 そういう意味では既に私は「質」を求めているのでしょうか・・?
 あんまり深く考えては出会わないので「質」なんてカッコイイことを言うとどうも腑に落ちないのですが・・。(笑)

  もちろん、これは【色々な価値観に触れよう】にあるように、個人的な部分でのつきあいだとは思います。「独立開業にあたり仕事上のつきあいをするための資産として」・・といった話しではないし、継続的に「生」の情報を必要とされる森さんのお仕事では当てはまりそうに無いので、その点 記事の内容には少し外れますね。
 また、私自身「せっかく出会ったこと」については、できるだけ大切にしようと思っていますから、一概に森さんのおっしゃることを否定するつもりは無いので・・激しい突っ込み(?)はご勘弁を。(笑)

  要は、偏見を無くして、自分と接点の無いようないろんな人とも真正面から出会うことがよいのだ!ってことですよね。これは同感。
 いろんな人に、偏見や先入観なく出会って、一個の人間として対等に、できれば愛情を持って接する・・というのは大切なことだと思います。
  >「万物皆是我師也」
 まさに、こういう姿勢にも共感します。

 

  それにしても、普段の「読者からの感想」では、森さんもやはりいろいろと苦労されているのですね。
 話しはそれてしまうのですが、当社に届くwebadmin 宛てのメールを見ても、メールの世界は、まだまだ非常識な物の言い方などが多見されます。
 そして、20代前半以下の若者よりも、30代以上の特に男性、世の中を知っている筈の人たちに、ひどい物言いが見受けられます。
 (クレームでも、高校男子がきちんと感情的にならずに訴えてきていてるのに、40代のきちんとした会社に勤める方が、めちゃくちゃな罵詈雑言を書いてきたりすることがあります。)
 顔が見えないのをいいことに、心配りとか礼儀が欠損してしまうのは、悲しいことです。
 ポケベルやEメールや・・文字だけの世界で育ってきた若い人たちの方が、よっぽど心配りが出来る・・ように感じています。(個人差は勿論ありますが)

  ところで、感性のお話しです。
 「人脈」という言葉ですが、脈はご存知のように人間の脈(静脈・動脈)から来ています。水脈/金脈・・私は逆に「脈」という文字を使うことによって、非常に生々しく瑞々しい流動感/躍動感を感じます。
 人脈。自分の鼓動・存在から、脈々と繋がっている生のイメージです。


【お返事】

> 評価としては、なんだか厳しいことになってしまいました。

はい、今までのまりさんの評価の中で一番厳しい点でした (^^;

> 名前も素性も知らなくても、「知り合い」とは
> いえない出会いでも、いい出会いは自分にとって大きな意味が生まれます。

同感です。
継続的な「知り合い」も「その時限り」の出会いも、最終的には「得るもの」が最も重要です。今回の記事にも書こうと思って結局止めたエピソードがありました。細かくは書きませんが、ある電車の中で名前も素性も知らない人とのたった5分間の交流でした。
また、その人と「直接出会う」のでなくても、街で見かけた人から得るものもあります。

記事としてそれらを草稿では書いたのですが、元々、サブテーマで散漫な構造の記事なのが、もっと散漫になるので削除しました。というのも、結局、このメールマガジンで「人との接触」を語るには、コンサルタントとして、ビジネスマン・OL としての視点を入れたいというのがあったからです。
(とは、いうものの、どこかにビジネス関係だけでは語れない部分があったので、どうしても最後の結論などのように、「自分」が出てきてしまいます)

今回のまりさんの評価はそういう観点から言えば、私がカットした点をご指摘したのだと思います。

> 一週間に20人の人と会っても、どんな人か一通り感じて名刺交換
> をしても、何も残らないことがあります。
> そういう意味では既に私は「質」を求めているのでしょうか・・?

今回の記事で当てはめれば、まりさんの興味はすでに「質」の段階に入っていると思います。
「名刺交換をしても何も残らないことがある」という指摘は

  「出会い x 歩留まり」

の「歩留まり」の部分ですよね。
今回は「自分の歩留まり」に焦点を当てましたが、それはそのまま「他人の歩留まり」にも当たるわけです。

また、今回は「まず量を、そして、次に質を」という言い方をしています。これはこれで、心理学的にも人間の成長・学習のメカニズムに添ったものなので、無理なく効率的に成長することが可能です。
ただ、無闇に新たな人との出会いをすることが危険な場合もあります。
そういう意味では、「量は早々と切り上げ、質に転向する」という方法もあるので、まりさんはそれをおっしゃっているのかも知れません。

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> そして、20代前半以下の若者よりも、30代以上の特に男性、世の中を
> 知っている筈の人たちに、ひどい物言いが見受けられます。

> 顔が見えないのをいいことに、心配りとか礼儀が欠損してしまうのは、
> 悲しいことです。

普段の生活でストレスが溜まっているのを、そんな所で吐き出しているのでしょうか。
あるいは、普段、会社で「●長」と持ち上げられているので、他人は全て自分に敬意を払うべし、という偉大なる勘違いなのかも知れません。
前者は一般的にメディア等で言われているので、一見説得力がありますが、実は、後者の人の方が圧倒的に数が多いと思っています。

これは「●●(株)」を勘違いしている心理と無関係ではありません。
記事でも指摘したように、自分のタイトルと自分自身を切り分けられない人は多いです。
しかし、若い人は自分のタイトルに大きな重みがないので、勘違いがあってもそれが人に強烈に出ることがありません。一方で、30代を過ぎた年配者の勘違い組は企業内での強い力がそのまま外に出るので、たちが悪くなりがちです。

その、最たるものが古いタイプの中小企業のオヤジだと思えば分かりやすいと思います。
彼らはなんと言っても自分の企業内では独裁者です。社員はすべて彼の前では自分を敬う存在でしかありません。だからビジネス以外でも独裁者と勘違いします。
ただ、中小企業のオヤジの場合は「社会的な立場」が高くないのを知っていますから、権威には弱いのですが、大企業や教師・医者となるとそれすらもありませんから、最高にすごい人ができあがることがあります (笑)
もちろん、そうでない人もいますけど・・とフォローしておかないと (笑)

> 人脈。自分の鼓動・存在から、脈々と繋がっている生のイメージです。

確かにそうですね。
ただ、「人脈」の場合は「損得」(ビジネスや顔の広いことの自慢)で使われることが多いので、それを配慮した表現になりました。

それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。

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