readers' voice

読者の声 : 98.11.8号 (3)

励ましや、おしかりの言葉、ありがとうございます。

他の読者の方々の中にも、同じご意見を持った方がいらっしゃるかも知れません。自分の考えをまとめるための参考になる場合もあります。だから、「読者の声」は大事にしたいと考えています。
原則として、原文を掲載しています。新しい声から順番にご紹介しています。

それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。
こちらのフォームで投稿するか、voice2@systrat.co.jp へお送り下さい。

この色は皆さんの声 (お返事付) この色は皆さんへのご意見です
この色は皆さんの声 (お返事なし)

触覚産業という視点 98.8.15 掲載

 <聡美さん> 【ロスの心理学者がとても面白がっていました】
       「?????」98.10.22

実は、この間(といっても大分前か)の「触感ビジネスは実はヒーリングだ」というのはとても納得いきました。こちら(ロサンジェルス)の心理学者の友人に「風俗系触感ビジネス」の話をしたら、とても面白がっていました。というのも、日本人の特に男性は、家庭ではそういう「ふれあって気持ちを確かめあう」とか「パッション」とか心理的表現を極力避け、外で浮気(本気)をしたり、援助交際(一時期、援助交際のことはこちらの新聞でも話題になりました)をしたり、はたまた風俗系に行ったりしますよね(最近は女性もそうかもしれませんが)。そういうのがすごくアメリカと違って面白い、というわけでした。「おさわり」も実は日本文化の一面を写し出しているのかもしれませんね。


【お返事】

おおっ、僕の長年の懸案がとうとうアメリカの心理学者にも受けたぞぉ (笑)

>「おさわり」も実は日本文化の一面を写し出しているのかもしれませんね。

うんうん。
確かにアメリカでは、チップを渡しておっぱいで客の顔をひっぱたくクラブがあったりするけれど、日本ほどポピュラーではないもの。しかも、それらの店の基本はストリップだし。
僕の主張は、スキンシップの足りない部分を「おさわり」という業態が埋めている、ということだから、日本文化特有の現象だと思ってます。

 <小田さん> 【「ひざまくら」アンケート結果はどちらで見られる?】
       「?????」98.10.19

「私はこう見る」を楽しく読ませていただいております。
そういう物の見方があったのか、と感心することしきりです。

ところで、「触覚産業という視点98.8.15」の中で
>「なお、サイト本体の第1回目のアンケート・テーマの「ひざまくら」

の一節があるのですが、このアンケート結果はどちらで見られるのでしょうか?
HPを探してみたのですが見つかりませんでした。結果が大変気になります。
お忙しいところ申し訳ありませんが、教えていただけると幸いです。


【お返事】

さて、お問い合わせの「ひざまくら」アンケートの結果につきましては、実はまだ充分な人数が集まっていないので、分析に着手しておりませんでした。ご期待を頂いたのに、大変申し訳ありません。
機会がありましたら、メールマガジンでご協力のお願いをしようと考えています。
それまでお待ち頂ければ幸いです。
なお、アンケートの質問のページは以下のとおりです。ご参考下さい。

http://www.systrat.co.jp/quest/quest.html

「ひゅーひゅー」桃天は本当に売れる戦略か?【JT桃の天然水】
  98.7.16 掲載

 <kazuさん> 【スパ王の広告はいやな気になった】
       「かなりおもしろい」98.10.25

>ファンでもなんでもないですが、だんだん汚れていく鈴木保奈美を見るたびにい
>やな気になったことを思い出します。私がスパ王を購入することはまずないで
>しょう。マーケティングとは関係ない話でしたね。

いえいえ、とんでもありません。
広告で「何を言うか」はマーケティングの領域、「どう言うか」はクリエイタの
領域ですから、まったく関係がないわけではありません。

元々、スパ王などの日清食品は、そういった過激な広告が多いのが特徴です。
カップヌードルの世界の女の子がキスをするように唇を突き出した「キス編」や「原始人編」などもありますが、椎名拮平の「裸のラ王編」のような奇抜なものが多いのも確かです。
加工食品は商品点数が多いので、どうしても「目立ったが勝ち」のような風潮があります。実際に目立つと売れるのです。

ところが、私は個人的にも好きではありませんし、マーケティングの側面から見ても得策ではない、と考えています。商品の良さとは無関係に目立っても長期的に見れば意味がないからです。桃の天然水はその好例ですが、kazuさんの指摘したスパ王もその類だと思っています。

広告については、様々な側面から、これから記事にしていきますので、お楽しみにお待ち下さい。

 <marinさん> 【企画なしではモチベーションが上がりません】
       「かなりおもしろい」98.10.25

私は、機械仕掛けが好きです。弊社はマイクロモーターの優のメーカーですが、コンセプト(企画)無しにただ、顧客が望んでいるからといって出したりするケースが総てです。
これもひとつに方法ですが、最終的にその商品にたどり着いたのならヨのですが、過程がありません。
これでは、モチベーションが上がりません!


【お返事】

>ただ、その賢さは、今までの失敗から来るのではないでしょうか?

お気持ち、察します。
ご指摘のとおり、ビジネスの観点から言えば、この方法で済んでいるうちは最もコストがかからない良い方法です。何と言っても、各種消費者調査が必要ないのですから。企業規模にもよりますが、年間何億円〜何十億円もの費用が浮きます。

ただし、再びご指摘のように、「言われたから出す」だけでは「アッシー君」「ミツグ君」と同じです (古いですね)。あるいは、今の新入社員と同じです。「言われたことはきちんとやるけれど、言わないことはまったくやらない」というわけです。
これでは、何かあったときに「ここはこういう会社だ」と見切られてしまう可能性が高くなってしまいます。
あるいは、「顧客が望んでいるものが、自分自身でもわからなくなってしまった」時に、何も提案できずに、受注もできない、といった事態にもなりかねません。

これからの時代は (こういう言い方はあまり好きではありませんが) 受け身の姿勢の企業は分が悪くなります。もちろん、マイクロモーターはあくまでも受注産業でしょうが、どこかに「攻め」の姿勢がないと、厳しい時代が来るのでしょう。
このメールマガジンがmarinさんのそのヒントになれば、嬉しいことこの上ありません。

「私はこう見る」全般

 <Fujinamiさん> 【旅行業界をテーマにして下さい】
        「?????」98.10.19

いつも楽しく又ウ〜ンと唸らせてくれるような鋭い観点での御説明、とても社会を見る上での参考になり感謝しております。さすが第1線のマーケティングコンサルタントですね。

さて、今回メールさせて頂きましたのは旅行業界に付いての御意見をテーマとしていずれして頂きたいのですが如何でしょうか?私事ですが去年までヨーロッパの某国にて日経旅行手配会社で勤務しておりました。旅行業界ほど利益率が低く又固定費が掛からない業界はないと思います。また一般消費者には到底信じる事の出来ない様な業界内の駆け引き、世界最大旅行会社であって何でも取り扱うJTBなどの大手の様に他の国ではあり得ない日本の旅行業形態及び『大きい会社=いい企画、安心』と言う間違った消費者感覚など普通の製造業業界とはかなり違った見方からの日本の一部を見る事が出来るかと思います。


【お返事】

はい。了解いたしました。
建設、食品などのご要望が先にありますので、ちょっとお待ちいただくことになりますが、お約束します。

しかし、旅行業界というのは本当に他の業界とは違うところですよね。
私の場合は、業界を限定していないので様々な業界を経験します。大抵の所は、他の業界と共通点がありますので、それらの成功事例を応用したりしてノウハウの蓄積を測るのですが、旅行業界はその常識が通じないところまで業界全体が潜ってしまっている、という印象が強いです。

もちろん、結局の所、消費者を相手にしているわけですから、その点で見ると十分に今までの経験や理論が生かせるのですが、業界の体質がちょっと独特ですよね。
混迷というか、行き着くところまで行ってしまっているというか、あまり良い意味ではありませんが。

>また一般消費者には到底信じる事の出来ない様な業

このメールマガジンはあくまでも一般消費者の視点をベースにしていますので、業界の体質などの部分にはあまり言及しないとは思いますので、あらかじめご理解を頂きたいと思います。

>及び『大きい会社=いい企画、安心』と言う間違った消費者感覚

私のポリシーは「生活者が思っていることが正しいこと」という前提でものを考えることです。それが「美しき誤解」であればモノは売れます。単なる誤解で、実際と違うんだということが分かってしまえば、最初は売れても、ユーザーはどんどん減少します。
しかし、「違うんだ、本当はこうなんだ」と企業が声高に言っても、きちんとした説得力がない限り、その商品はいくら良くても売れません。日立さんの記事等は正にそのことを言っている例でもあります。
そういう視点での記事になると思いますが、よろしいでしょうか。

 <島田さん> 【そんなに私たちはモノを買わなくてはいけない?】
       「?????」98.10.19

I. 不況について

現在、不況が長引いている原因として、テレビや新聞では「経済の先行きが不透明で、日本の消費者はお金を持っているのに、使わない」ことを、その一つとしてあげ、外国も「景気回復のためにも内需拡大しろ」といってきていることをよく報道しています。

そこでいつも素朴な疑問がわきます。
「そんなに私たちはモノを買わなくてはいけないのでしょうか?」

確かに、世界の経済活動は“お互い様”の関係で成り立っています。どこかの国だけが自国の経済を発展させ、お金持ちになったとしてもだめであることを経済学の本で知りました。なぜなら、そのお金をまた市場に返して(つまり、モノを買ったりお金を融通したりして)相手国の経済を発展させないと相手国に購買力がつかず、自国のモノを買ってもらえないからで、長い目で見たら、お金を持っていても使わないのはよくないと書いてありました。

しかし、今の日本には十分モノがあふれているし、これ以上モノを買う理由がありません。僕の世代は、マーケティングの世界では団塊ジュニアと呼ばれていますが、生まれたころから世の中が豊かだったので、そんなにモノへの執着心はないような気がします(もちろん例外はあると思いますが)。企業の広告や販売戦略にもそんなに踊らないのでは?ただし、個人がそれぞれの基準を持っていてそれに合えば買うでしょう。

もちろん、日本に生きているのは団塊ジュニアだけではありませんが、数が多いので消費行動への影響は大きいと思います。今の日本経済は構造転換が必要で、消費者のほしいものを提供していないだけだという意見もあります。しかし、もともと買うことに対して意欲的でない、所有することに対して価値を見出していない人々が増えたとしたら…。

うまく言えているでしょうか。僕の聞きたいことは「そんなにモノを買って景気をよくし、経済を発展させなければならないのでしょうか?」ということです(新興宗教にはまっているわけではないです)。バブルのときは景気はよかったが、地上げやが横行したり、普通の人が株で儲けて、一生懸命働くのがバカバカしくなったり、、そんなに楽しいことばかりではなかったように思い出します。

今の日本の経済は報道機関が抱えている問題と同じように見えます。毎日のニュースや出来事を取材して伝えるために生まれた報道機関が、そんなに毎日たくさんのニュースが世の中にあるわけではなく、自らの存続のために記事をでっち上げてしまうように(アルバイトをして思い知った)、企業もニーズを半ば強引につくっているように見えます。はじめに売ることありきのようです。

僕はまだ学生なので(来年ベンチャー企業といわれているところに就職します)、企業社会で厳しさ、生き残るために必死になることも知らないので、奇麗事を言っているかも知れませんが、ご意見をお聞かせ下さい。

II. 企業監査について

企業の会計に関しての不祥事(粉飾決算や簿外債務)がよく伝えられますが、公認会計士や監査役がチェックしているはずなのにどうして起こるのでしょうか。コンサルタントだと企業の会計や財務にも詳しいと思って質問します。

最後に
◆メールマガジンへの要望
取り上げてほしいテーマ

・コンサルタントから見た日本のベンチャー事情
・農業の株式会社化にともなうアグリビジネス展望

二つとも漠然としているかもしれませんが、テーマを絞ってもかまいません。よかったら取り上げて下さい。


【お返事】

>「そんなに私たちはモノを買わなくてはいけないのでしょうか?」

結論から言いますと、まったくその必要はありません。
消費者は買いたいときに買いたいモノを買えば良いだけです。
それ以上のことをする必要は金輪際ないのです。

確かに、マクロ経済学の立場から言えば、消費者が財布の紐を締めて、モノを買わなくなると、経済活動が停滞し、消費者自身も困ってしまうことになります。それは「経済にとって」良くないことに過ぎません。

なぜ
  >で、長い目で見たら、お金を持っていても使わないのはよくない
というのでしょうか。

簡単です。
企業が楽をして何の努力せずに潤うからです。
別な言い方をします (これを言っているのが企業ではなく、政府、マスコミ、学者だからです)。
こういう言い方は、「自分のことしか考えていない人が言う」からです。

経済にとって「良くない」ことは、個人にとって「良くない」こととは限りません。消費者がいちいち「だから、自分達は頑張ってお金を使わなければいけない」なんて、資本主義でも、自由経済でもありません。

じゃあ、どうするか。
企業が「消費者が買いたい」と思うモノを作れば良いだけなのです。逆に言えば、今の企業は、そういう魅力的な商品を作っていないだけです。

ご参考までに、関連バックナンバーがありますのでこちらをご覧下さい。

http://www.systrat.co.jp/gimmie/articles/goods980601.html

自分は努力もしないで、「お前がこうしなけりゃいけない」なんて、人間同士ならケンカになります。

別な例を出しましょう。IQ 200というとんでもない人物がいます。ただ、彼は、いつも不潔で、だれかれ構わず喧嘩をふっかけ、しかも冷たい男です。独身です。こんな男が「なぜ、オレは女にもてないのだ。オレのような素晴らしい頭を持った男の子孫が生まれないのは日本の損失だ。だから、日本の女はオレと生殖活動を真剣に考えるべきだ」なんていった日には、「やだぁ、気持ち悪い〜。なぁに、この人」と言われるだけですよね。冷静に考えれば確かに彼の言うとおり「日本の損失」かも知れません。でも、そんなことは知ったこっちゃない、というのが人間の本音です。それで良いのです。

「こうあって欲しい」のなら、それに見合った努力をすべきです。IQ 200の男性は女性にもてたいなら、それなりの努力をすべきです。逆に、努力をしたくないなら、それに見合った結果しか得られないことを自覚すべきです。

この例と全く同じです。
  >で、長い目で見たら、お金を持っていても使わないのはよくない
のは、IQ200 の男性と同じ事を言っているに過ぎません。

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>モノへの執着心はないような気がします(もちろん例外はあると思います

1つだけ、島田さんのおっしゃっていることで私と意見が違う部分があります。
確かに、島田さんの世代は生まれた時から豊かだったので「モノ」に対する執着心はありません。「所有する」という意識も薄いです。

でも、商品とはそれだけでしょうか?
エステは商品です。サービスとも言いますが、少なくとも対価を支払って「得るモノ」がある、という意味では有形無形の違いしかありません。
携帯電話の通話料は目に見えないモノです。でも、対価を支払います。
自動車を買って所有するだけで満足はしません。でも、レンタカーは使います。
つまり、「所有する」メリットはなくても「使用する」メリットはありますよね。

モノが溢れてくると、目に見えるモノの欲求は減りますが、欲求そのものが減少しない限り、それに代わる商品が出現します。それで良いのです。無形のモノは今まで無料だったものも多くあります。でも、それをきちんと商品化すればお金は動きますし、企業活動もできるのです。「じゃまーる」なんて、その典型です。FromA の1投稿コーナーで、それだけでは料金を取れなかったものを、「じゃまーる」という独立の雑誌にしたら商売になってしまう。消費者は目に見えるものは買わなくなりましたが、「寂しさを紛らわすもの」「仲間を見つけるもの」にはお金を出しているではないですか。

また、目に見えるものでも魅力的なものは存在します。
MD は元気です。ソニーの最高利益の理由の一つが MD の急激な普及です。
デジカメも元気です。
良い商品を作れば、必ず売れます。有形無形は関係ありません。人間に欲求がある限り。

お答えになっているでしょうか?
疑問等ありましたら、お気軽にご連絡下さい。

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>II. 企業監査について

申し訳ありません。
この点については私は役不足です。
コンサルタントといっても、この点は経営コンサルタントや財務コンサルタントの領域です。マーケティング・コンサルタントは企業の外の活動 (対消費者、流通、メディア)、経営コンサルタントや財務コンサルタントは企業の中の活動 (人事、財務、組織) とお考え下さい。

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>・コンサルタントから見た日本のベンチャー事情
>・農業の株式会社化にともなうアグリビジネス展望

了解いたしました。お時間を頂くことになりますが、お約束します。
ただ、これら2つは、他業種より時間がかかります。ご了承下さい。

というのは、前者の場合、ベンチャーという定義がまだまだあいまいであることが主な理由です。一応の定義はあります。しかし、様々なところで様々な定義が混在しているので、事情が見えにくいところがあります。それを調べるだけでも他の業種より時間がかかってしまうのです。

また、後者は、私自身があまり詳しくない、というのが最大の理由です。

 <Tashiroさん> 【なぜ「かなりおもしろい」の欄なんですか?】
       かなりおもしろい(「私はこう見る」市場導入戦略)98.10.15

面白いですが、(毎回のアンケート項目は)なぜ「とてもおもしろい」ではなく「かなりおもしろい」の欄なんですか?


【お返事】

鋭いご質問です。
調査の言葉遣い (ワーディングと呼んでいます) は微妙に回答数値に影響を与えます。

今までの研究で「かなり」「やや」「どちらともいえない」「やや」「かなり」という言葉遣いが、最も均等に距離が離れていることが判明しているからなのです。

「とてもおもしろい」「ややおもしろい」の組み合わせは認識の幅が広すぎます。
「とてもおもしろい」「おもしろい」の組み合わせでは、上よりも狭くなりますが、次に続く「どちらともいえない」との距離よりも狭いのです。

図式化すると、以下のようになります。

「とても」 「やや」「どちらともいえない」
+------------------+-------+

「とても」 「おもしろい」「どちらともいえない」
+--------------+-------+

「かなり」 「やや」「どちらともいえない」
+-----------+-----------+

関連記事をホームページに掲載していますので、こちらも合わせてご覧下さい。

http://www.systrat.co.jp/theory/reading/QNTY01wording.html

 <Ohtakaさん> 【金融業界をテーマにして下さい】
       かなりおもしろい(「私はこう見る」市場導入戦略)98.10.15

いつもいつも月2の発行を楽しみにしております。
文章ボリュームも中身の内容も充実して実に面白い。
Weeklyとなったらもっとうれしいな!! とか思っています。
(これだけの内容をタダで提供してくれるのだから、無理を言っては行けませんね。)

私は某外資生命保険会社で一応部署名に『企画』が付く(実際の実務はチョット違う現状デス)ところで働いています。

そこでですが、是非とも今後のメールマガジンに、金融(商品)と題したものを取り上げて戴けないでしょうか?
いわゆる形の無い商品であり、今まで行政の監視下のもと保護されつづけた業界でもありますので、いわゆるマーケティングについて非常に遅れている分野だと感じます。
実際に私自身においても感じるのですが、頭が硬く、固定観念に捕らわれた人間が多い業界です。

そこでマーケティングのプロという立場から、柔軟に論じていただきたいと思います。ヨロシクご検討ください。


【お返事】

>文章ボリュームも中身の内容も充実して実に面白い。

前回の「身体測定機」は長すぎて読むのが疲れた、という読者の方々も多かったので、今回はかなり削りましたが、いかがだったでしょうか。

私の場合、放っておくと幾らでも書いてしまうので、どこかでブレーキをかけないといけないのが悩みです。著書の場合も、半分くらいに削っても通常のビジネス書の1.5倍の300ページになってしまったという、曰く付きのものでした。

>Weeklyとなったらもっとうれしいな!! とか思っています。

ありがとうございます。

大変嬉しいのですが、さすがに週刊はつらいので、ご勘弁頂ければ、と思います。現在、仲間のマーケティング・コンサルタントを引き入れようと画策しております (笑)。彼が入ると、週刊とまでは行かなくても月3回の配信はできるのではないか、と皮算用をしています。

彼は、私など足下に及ばないくらい、おもしろい視点を持っているので、きっとご満足頂けるのではないかと思います。

------------------

>金融(商品)と題したものを取り上げて戴けないでしょうか?

了解いたしました。
多少お時間を頂くことになりますが、お約束いたします。

金融はかなり興味深い業界です。
ご指摘のとおり、行政の影響が強い業界ですから、マーケティングの必然性やマーケティングを応用する機会が少なかったというハンデがあります。それだけに、「絵に描いた餅」と批判されることがあるかも知れませんが、「本来の姿はこうあるべきだった」「でも現状はこうだ」「だから、少しでも近づけよう」という指標があるのとないのとでは動き方が全く違います。第一、行政の影響(保護?)が弱くなった時、それが逆に足枷になってしまうのでは、あまりにも寂しいですものね。

それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。

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