読者の声 : 99.9.8号 (7/7)

励ましや、おしかりの言葉、ありがとうございます。

他の読者の方々の中にも、同じご意見を持った方がいらっしゃるかも知れません。自分の考えをまとめるための参考になる場合もあります。だから、「読者の声」は大事にしたいと考えています。
原則として、原文を掲載しています。新しい声から順番にご紹介しています。

それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。
こちらのフォームで投稿するか、voice2@systrat.co.jp へお送り下さい。

この色は皆さんの声 (お返事付) この色は皆さんへのご意見です
この色は皆さんの声 (お返事なし)

特別編集 : オフの報告(99年8月28日実施)

総勢188名のお申込、本当にありがとうございました。
おかげさまで、ワイワイがやがやのオフができました。
マーケティングだの理論だのという話はできるだけ避けようと思っていたのですが、そんな心配もなく、ゲラゲラと笑い、時には真面目な話になって、楽しい3時間でした。
また、沖縄のたけおさんからマンゴーの差し入れがありました。ありがとうございました。

人数が少ないのと、皆さん、顔を合わせるのが初めてなので、個別にお話をすると言うより、テーブルを囲んでみんなで1つの話を話すという感じにしたかったのです。一体感を重視した、私には珍しいパターン (?) のオフでしたが、正解でした。
この成功に気をよくして、またオフを企画しますので、よろしくお願いいたします。

 <大坂さんからのレポート>

第1回目(?)の森さんを取り囲むオフ会に行ってきました。残念ながら、河瀬さんとAZさんの参加はありませんでしたが、ラッキーな10人の一人として森さんにお会いしました。自分では、かなり早期な無抽選当選の2人のうちの一人かと思っていましたが、抽選組8人の一人だったそうです。

ちなみに一番は、掲示して30〜40分後の椎さんだったそうです。(スゴスギル。インターネットはスピードですね。)
(当日の参加者:森さん、川上さん、栗原さん、工藤さん、こたろさん、椎さん、かもめさん、MIKEさん、五十嵐さん【森注 : シストラットの学生バイトです】そして私大坂でした。工藤さんは、森さんと古いつきあいだそうです。)
申込が188名あったことを考えると、ムッチャクチャ幸運でした。

森さんは、髭もじゃで大きな方と勝手に想像していましたが、実物は、髭も無く普通サイズのおじさん(おにいさん)でした。

当日は、土曜日でしたが登場した森さんはただひとり仕事帰りのスーツ姿でした。
(お疲れさまです。)
中に約1名短パン・Tシャツの方がいらっしゃいました。

私は、3番目の登場。
工藤さんとこたろさんが先に到着。
工藤さんからは、「森さんはおしゃべり。」と聞いていたので、期待(?)していましたが、発言量は工藤さんが一番でした。(^^;)
つっこみ一番は、こたろさん。

ビールで乾杯し、ビアード(落ち着けるいいお店です。店の回し者ではありません。)のママさんの手作り料理に取り囲まれ、速射砲のような(ふっ古い)皆さんの会話のシャワーを浴びました。20代の方が多く、最年長(45才)の私には会話について行くのがやっとでした。

森さんは、初のオフ(unbelievable!)ということもあり、最初は少し緊張(?)の面持ちでしたが、工藤さんのナイスフォローもありとても楽しそうでした。

シストラットから参加の五十嵐さんからは、「森さんとは、上司と部下という関係というよりは、もっと緩いものであり、ある意味で戸惑う。(良い意味で、強制的でないということでしょう。)」との発言があり、会社での森さんの人柄が感じられました。

森さんにもいろいろ参考になる点のあったようです。
(メルマガは、口に出して読んで見ると、良い推敲になるとのするどい指摘が工藤氏よりあり。サッソク実行している模様。)

また、9月1日に更新予定の記事のリークもあり、あっという間の楽しい3時間でした。

なお、読者のたけおさんから沖縄産のマンゴーの差し入れがありました。ありがとうございました。
私は、おいしさのあまり、遠慮しながら3切れも食べてしまいました。

 <MIKEさんからのレポート>

森さん主催のオフ会に行ってまいりました。
場所は六本木5丁目で、森さんの中学時代の同級生の開いている店で、
知る人ぞ知るって感じのシックなのに暖かみのある店でした。

30代の人が多く、マーケッティングについて等
ビジネスに関する事が多くなるのではないかという予想に反し、
20代が多く、論理や統計に基づく意見というより、
「感じた」、「思った」という感覚的で、鋭い意見が多かった様に思います。

「なるほどねぇ!」「そうなんだぁ」「言えてるなぁ」と何度も思いました。

つまり、なんとなく感じてるけど実際どうなのかなって普段思ってる事を
ぶつけ合ったという感じだったのではないでしょうか。
そういう意味で、初対面なのに率直な意見が飛び交い、深い3時間だったと思います。

一例を挙げれば、

「最近は幼い頃からネットで活躍している人が多いけど、
そういう事をしてると、大きなエネルギーを溜るの時間が減って
将来に差し障りが出るのではないか。」

「確かに若い時にエネルギーを出し過ぎて潜在能力がまだまだあるのに、
撤退を余儀なくされてしまうもったいない人がいる。」

「だけどその人もまた情報やアイデアを溜め直して
再登場する可能性がある。徹底は撤退で必要な時期。」等々…。

全体的には言い方がかなり大まかですが、コンピュータとの付き合い方、
ネットに登場する人物って・・・みたいな話が多かったです。

やっぱりネットって顔(というより顔色)が見えないですから、
それだけに皆、画面に向かいながら、
一人で、色々感じたりする事って多いんだなって思いました。

雰囲気はというと、言いたい事をさっさと言うっていう感じでした。
それから、突っ込みが軽妙なもので、笑いが絶えず、頬の筋肉が引きつるほどでした。
皆さん意外かもしれませんが、森さんは話し上手でもありますが、聞き上手でした。

たった一回でこれだけ展開したのですから、次が楽しみです。

沖縄のたけおさん、差し入れありがとうございました。

安いからモノが売れるのか【一般商品とキャバクラ・クラブ】
  99.7.1 掲載

 <直人さん> 【数値化して難しくする必要はない】

        「」99.8.18

いつも読ませていただいておりますが、感想を書くのはこれが初めてです。
本当にコンサルティングは楽しそうなお仕事で、また非常にハードそうですね。

さて、最近思うのですが、数値化する様々な現象は人間の本能と心理学的な態度の変容で次の現象や現在の現象がある程度分析できるのではないでしょうか。
本日見たナイトビジネスについても、その根拠は明白です。

1、牡は子孫を残したい。そして、誰でもボスざる的存在になりたい遺伝子的要因がプログラムされている。
2、よって、本人の意識に拘わらず、その類似体験を得られる環境へと引き付けられる。
これは虫達が明かりに吸い寄せられる原始的本能とどうレベルだと思います。
3、数値化して難しくする必要はなく、そのデータから自分の本能に問い掛けることが肝要かと思います。


【お返事】

>感想を書くのはこれが初めてです

「未来予報−近未来社会キーワード辞典」以来ですね。

>さて、最近思うのですが、数値化する様々な現象は人間の本能と心理学的な態度の変
>容で次の現象や現在の現象がある程度分析できるのではないでしょうか。

同感です。
マーケティングという社会学がメインの学問で、私が心理学を加えているのはそのためです。調査データは現在のことしかわかりません。それを予想するのは心理学を使う訳です。

>3、数値化して難しくする必要はなく、そのデータから自分の本能に問い掛けること
>が肝要かと思います。

直人さんのアプローチは、それはそれで正解です。
ただ、ひとつ、直人さんがお忘れになっていることがあります。
それは、マーケティングの世界では、自分に問いかけるだけでは、組織の中を説得することはできず、また、広告代理店などの他の協力企業に意図を説明することもできず、更に、流通業のバイヤーを説得することもできない、という点です。

世の中には様々な価値観を持っている人がひしめき合っています。
自分が自分に問いかけた本能的なことでも、本能が強い人と弱い人がいます。性欲が強い、弱いと言っても良いかも知れません。また、マーケティング関係者(仕事仲間)や生活者には女性もいます。当然、彼女たちの本能は男性のそれとは違います。

このメールマガジンはあくまでもマーケティングを主体としたものです。
エッセイでもなければ心理学(特に、デーを使用しない深層心理学)や哲学のメールマガジンでもありません。
そういう点で言えば、「数値化して難しく」しているのではなく、むしろ、「簡単に」しているのです。

「みんな」って一体、誰なのさ 99.6.15 掲載

 <水野さん> 【我が家でも、昔から『みんな』=『3人』】

        「」99.7.23

我が家でも、昔から『みんな』=『3人』は定説になっています。
これは、次のような場面を想定しています。

おもちゃ売場にて
子供『ねえ、あれ買って。だって、みんな持ってるよ〜』
親 『みんなって、だあれ?』
子供『みっちゃんとね、さっちゃんとね、ひろくんとね』
親 『他には?』
子供『う〜ん、わかないけど、み〜んななの』

だいたい小学生のみんなは3人程度ですね
大人もかな?


【お返事】

コメントありがとうございます。
水野さんのメールは西脇さん宛なので、直接、読者の声に掲載します。

われぇ、なんぼのもんじゃい! 99.6.1 掲載

 <マーケッター五郎さん> 【一時的な売上げより、そのブランドの生涯価値】

        「」99.8.17

マーケッター五郎であります。
せっかくお返事をいただいたのに、その返事が遅れてしまって、
あれよあれよゆー間にSUNTORYの記事まで届いてしまって・・・
うたえ〜水のようにぃ〜ごめんね〜♪

まず、「われ、なんぼのもんじゃい」の返答の返答。

>カラオケ・ボックスは、(中略)元々、長期で事業化しよう
>というところはドレミファクラブ等一部のチェーンだけですから、
>(現金が入ってくればとりあえず安心という心理構造に)
>なりやすい業界体質であることも間違いないです。

あ、そーか。(気付き!)
長期的視野でモノを考えるなんて端からないんだ。
言われてみれば、「ちょいとコゼニを使って、時流に乗り、稼ぐだけ稼いで、ババ引く前にとっとと退散しよう」って、ヤカラが多そうな業界だもんなあ。

そーゆー、お金に異常にボッキする人々と、土地以外のモノサシというものに対して徹底して不勉強で他行成功事例がとっても気になる横並び好きの銀行屋さんが徒党を組み、カラオケBOXやモツ鍋屋、シャブシャブ食い放題の店からパチンコ屋、24時間パーキング、ニュー懐石まで巷にアッという間に大増殖させ、食い散らかし、頃合を見計らって一目散に逃げていく。
この国って、その繰り返しだもんなあ。

それも一つのマーケティングなんだろうけれども。
ちょっとさびしい気もする。

以前、森さんに宛てて、「私はこう見る」は、「資本主義社会において、商品をいっぱい売ることは善であり、そのために考えを巡らせることはこんなにオモシロイのだ」とゆー前提で書かれているような気がする・・・と送ったら、

>この前提は、私のコンサルタントとしての前提でもあります。
>ただ、1つだけあるとすれば、「できるだけ長く」という期間の問題が大事だ
>ということです。
>そういう観点で言えば、私のマーケティングはロングセラー化のマーケティン
>グともいえます。

との返事が来て。
「<できるだけ長く>か。そうだよねえ」と思った。
私の前提だけでは、バブルもオッケーってことになっちゃうもんね。
バブル時代に、もっといっぱい売れたのに、あえていっぱい売らなかった欧米老舗ブランド。
私みたいな凡人は、振り返ってみて、その正しさがようやくわかるもんなあ。
一時的な売上げより、そのブランドの生涯価値。ってことなんだろう。
生涯価値って言葉があるかどうか知らないけれども。

>同じ経営者でも、「ゴンドラ」という普通のキャバクラは継続しているようで
>すが。

ゴンドラ! 一度、打ち上げで行った記憶があります。
確か、新宿の区役所通りあたりだったかな。
でも、なんてことはないお店ですよね。夜景が見えるわけでも、
1回まわるごとに服を1枚脱いでくれるよーなサービスももちろんない。
そのゴンドラがノーパンしゃぶしゃぶと同じ経営者だったとは!
シカケモノとゆー点では確かに六花と同じみたいですが、ちょっと意外ですね。
ちなみにノーパンしゃぶしゃぶのほうは大蔵省接待で有名になる1年くらい前に某広告代理店の営業からその噂をシズル感いっぱいに聞いていたんですけれどね。
性欲と食欲、人間の2大欲求を1店でくすぐるなんて馬鹿でいいなあと思いつつ、
なんか、しゃぶしゃぶの中に陰毛がまぎれていそうで行かなかったんですけれど、話の種に行っておけばよかったなあ。
私みたいな凡人は、振り返ってみて、その正しさがようやくわかる。(笑)

なんだか、「われ、なんぼのもんじゃい」から大脱線してしまいましたが。
さて、欧米老舗ブランドとノーパンしゃぶしゃぶの店の共通項とは。
それを生業とすることの「誇り」とか「自負」、「真の意味での職業意識」ってことなんだろうか。

ちょっと無理矢理。では、またまた!


【お返事】

>せっかくお返事をいただいたのに、その返事が遅れてしまって、
>あれよあれよゆー間にSUNTORYの記事まで届いてしまって・・・
>うたえ〜水のようにぃ〜ごめんね〜♪

いえいえ、マーケッター五郎さんのペースでどうぞ。
私も遅れることがありますし (笑)

>長期的視野でモノを考えるなんて端からないんだ。

はい、そうです。
元々、そういう業界です。
カラオケは産業として珍しいくらいです。

>巷にアッという間に大増殖させ、食い散らかし、
>頃合を見計らって一目散に逃げていく。
>この国って、その繰り返しだもんなあ。

半分は我々生活者の責任でもあります。
例えば、「あ、最近ビリヤードやってないよなぁ」と思っていたら、実は、プールバー自体の数が減っている。逆に、いくつかの例を除いて、「ビリヤードやりたいなぁ。でも店が少ないから困った」ということはありません。
生活者の欲望のサイズに合わせて、彼らは伸長を繰り返しているだけともいえるのです。

>一時的な売上げより、そのブランドの生涯価値。ってことなんだろう。

ご明察です。
企業であるからには「永遠に存続していかなければなりません」。
渡り鳥のように流行を追ってあっちへスー、こっちへスーという業界で生きていくのもひとつの方法ですが、当たらなかったときのリスクが大きい。一歩引き際を間違えたら、今まで儲けたものが一気に吹き飛んでしまいます。
これは、新製品だけに頼っている企業や業界も同じ事です。
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>ゴンドラ! 一度、打ち上げで行った記憶があります。
>確か、新宿の区役所通りあたりだったかな。

コマ劇場とセントラルロードの交差した当たりです (笑)
かなりの老舗ですよね。

>話の種に行っておけばよかったなあ。
>私みたいな凡人は、振り返ってみて、その正しさがようやくわかる。(笑)

あ、いえ、良い肉を使っているので、しゃぶしゃぶ自体は満足できますが、いかんせん高すぎます。私が行ったのはもう14-15年前でしたが、当時で1人3万円くらいだった記憶があります。だったら、六花の方が余程コストパフォーマンスが高いです。

>「真の意味での職業意識」ってことなんだろうか。
>
>ちょっと無理矢理。

いや、これはビジネスの大基本です。
風俗といえど、バカにしては成功しないということです。

「いつも少年の心」は、時にはアダになる【アサヒビール】
  99.2.1 掲載

 <ひでおさん> 【ネガティブを助長する「ウォーター」】

        「」99.8.11

昔の記事に反応して恐縮なのですが、ビアウォーターには少し思いがあるので、一言だけ。
 私は、この商品を宣伝(もちろん、きちんと見ていない98%の人です・・・)、ラベル等を見て思わず買ってしまいました。
そのときは、ウォーターが水っぽいとは感じていませんでした。
ただ、飲んでみた感想は、「薄い」の一言でした。
味について、どうこう言う場ではないのですが、このときに私が感じたのは、「そっか、ビアウォーターっていう名前だから薄いのは当たり前か」ということでした。
 以後、私は飲んでませんし、友人にもその当時、「水っぽいよ」と言いふらしていました。
 私の言いたいことは、「ウォーター」という響きは、一度消費者が持ったネガティブな印象を助長する可能性があるのではないか。ということです。
友人に旨くないことを説明するときも、「水っぽい」の一言ですみますから。
昔の話で恐縮ですが、暑くて職場でビールを飲みたいのでつい書いてしまいました・・・。
 それでは、また。いつかみなさんと美味しいビールが飲めるとうれしいですね。


【お返事】

ひでおさんのお返事については、私がコメントするより、そのまま掲載させていただいた方が良いので、そのようにさせて頂きます。

それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。

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