readers' voice

励ましや、おしかりの言葉、ありがとうございます。

他の読者の方々の中にも、同じご意見を持った方がいらっしゃるかも知れません。自分の考えをまとめるための参考になる場合もあります。だから、「読者の声」は大事にしたいと考えています。
原則として、原文を掲載しています。新しい声から順番にご紹介しています。

それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。
こちらのフォームで投稿するか、voice2@systrat.co.jp へお送り下さい。

この色は皆さんの声 (お返事付) この色は皆さんへのご意見です
この色は皆さんの声 (お返事なし)

陳列・ディスプレイ・選ぶもの?【書店業】99.5.15掲載【その4】

 <monacさん> 【その文章どれだけ時間をかけて読むか】

        「かなりおもしろい」99.6.1

私たちが普段なんとなくやり過ごしている様な問題でも、森さんが私はこう見る!と、ビシッと指摘される事が「私はこう見る」の醍醐味であり、王道路線だと私は認識しています。
今回、「小売業が生活者に対してあるべき姿勢」をいつもより敢えて短い文章の中で明確にされていた事で、かえって刺激を受けたくらいです。

要は、文章の長さではなく、その文章をどれだけ時間をかけて読むかだと思います。
今後も短い文でも何回か読むうちに、森さんの目が見えてくるような記事を期待しています。


【お返事】

>今回、「小売業が生活者に対してあるべき姿勢」をいつもより敢えて短い文章の
>中で明確にされていた事で、かえって刺激を受けたくらいです。

励ましのお言葉、ありがとうございます。
ほっとしました。
今回は、同様の主旨の読者の声が相次いだので、これはまずい、とルール違反 (?) をしてしまいました。

>要は、文章の長さではなく、その文章をどれだけ時間をかけて読むかだと思いま
>す。

ありがとうございます。
確かに文章量の問題ではありませんよね。
一方で「わかりやすさ」という観点から、今回の反省は生かしていきたいと思っています。

>今後も短い文でも何回か読むうちに、森さんの目が見えてくるような記事を期待
>しています。

はい。頑張ります。
「私はこう見る」は、表のコンセプトとは別に、ダリのようにいろいろと汎用性を掴んでいただくための隠し要素も散りばめてあるつもりです。さっと読む方もじっくりと読む方も、それぞれの楽しみ方ができるようなメールマガジンを今後も目指しますので、よろしくお願いいたします。

 <星川さん> 【普通のことを自分に都合のいい様に考える】

        「かなりおもしろい」99.5.28

いつも楽しく読んでます。
5月分のメールが2回とも不幸にも振り分け設定していないマシンで受け取りまして、探しまくりました。
今月は1っ回も届いていない!!変なメールを送ったもんだから抹殺されたに違いないと焦りながら。

さて、本文。
最近私は本屋にいってません。何故って身内に本屋の店員さんがいますのでいく必要が無いと言うのが本当のところです。
インターネットで読みたい本があると、そこだけメモして朝、頼めば夕方には机の上に有るシステムなんです。お店になくても1週間以内にM脇書店(香川県本店のチェーン店だったかと思います)のネットワークにのって届いてしまいます。さすがに絶版在庫無し(過去に1度経験)以外、手に入ります。こんなド田舎でこのサービスには感謝してます。

こんな例は特別として、同じ本屋さんでもインターネットの本屋さん アマゾン.コム などはいかに付加価値をつけるかと言う点で良い事例ではないでしょうか。まあ、私なんぞの弱小物がとやかくいってもはじまりませんので、富士通総妍のFRI研究レポート49を見てください。

でも、これからは情報の整理がビジネスになる時代なんでしょうね。
ただ、情報という概念に枠をはめてみてしまったんでは、色メガネでしょうけど。ウン?分からんことを書いてしまった。
でも、森さん。よく後書きで書いてますけど、「普通のことを普通に考える」なんてことができれば立派なコンサルタント。そして立派な変人ってか?
普通は、「普通のことを自分に都合のいい様に考える。」ですよね。 (^o^)

では次回を楽しみにお待ちしています。
いつも、おいしい情報を有り難うございます。


【お返事】

>今月は1っ回も届いていない!!変なメールを送ったもんだから抹殺された
>に違いないと焦りながら。

星川さんだけ外すことはシステム上できませんです (笑)

>インターネットで読みたい本があると、そこだけメモして朝、頼めば夕方には
>机の上に有るシステムなんです。

う、羨ましい。
最高のサービスですね。

>こんな例は特別として、同じ本屋さんでもインターネットの本屋さん アマゾ
>ン.コム などはいかに付加価値をつけるかと言う点で良い事例ではないでし
>ょうか。

Amazon.com は数回利用しましたが、通販なので到着が若干遅いことを除けば、かなり質の良いサービスを提供していると思います。
なんと言っても絶版本を見つけてしまったのにはびっくりです。
しかも、ちょっと表紙が折れたので、状態が悪いということで、値引きまでしてくれました。
日本のサービスが良い、というのは本当に伝説だ、としみじみ思いましたもの。

>でも、これからは情報の整理がビジネスになる時代なんでしょうね。
>ただ、情報という概念に枠をはめてみてしまったんでは、色メガネでしょうけ
>ど。

はい。
でも、確実に情報については、ご指摘の通りだと思います。
すでにクリッピングサービスなどがビジネスになっています。
古くは、カタログ本もそうですし。
いや、専門誌が次々と創刊されたのはこのニーズによること「大」です。
もう、その時代はスタートしている、と言って良いでしょう。

>でも、森さん。よく後書きで書いてますけど、「普通のことを普通に考える」
>なんてことができれば立派なコンサルタント。そして立派な変人ってか?
>普通は、「普通のことを自分に都合のいい様に考える。」ですよね。 (^o^)

シストラット調査10ケ条の第8条でも

「8. 調査は「常識」があれば、誰にでもできる。問題は、その「常識」を身につけることが難しいということだ」

というのがあります (笑)

正直言って、私も「自分の都合の良いように考える」誘惑に駆られることがあります (笑)
だから、その反動で、プライベートでは大変です (笑)

 <れんさん> 【書店のサービスを不当に貶めている】

        「ややつまらない」99.5.26

書店利用の「生活者」を自分に近いモデルに限定しすぎていて、書店のサービスを不当に貶めている記述が、気になりました。

目的の本が決まっているなら、オンライン通販すればいいわけだし、「書店で類書を手にすること」の重要性を、あえて記述しないのはとても変です。
ちょっとした大型書店なら、書名で検索してどこの棚にあるか即案内してくれるサービスはあります。

森さんは、書店の個性による配置の妙を味わったことがないのですか?
書店に改善すべき要素が多いのはまちがいないですが、マーケティングエッセイとしては説得力に欠けるし、一面的にすぎると思いましたので、上記の評価にさせていただきました。
悪しからず。


【お返事】

>書店利用の「生活者」を自分に近いモデルに限定しすぎていて、
>書店のサービスを不当に貶めている記述が、気になりました。
>
>目的の本が決まっているなら、オンライン通販すればいいわけだし、

えっと、インターネットの普及率は6%程度ですから、残りの94%が「オンラインで注文するすべをしらない人たち」です。一般生活者を念頭に置くなら、オンラインの存在は考えてはいけません。
私の本の探索方法は、より一般生活者に近いモデルだと思っていましたが (^^;;

>「書店で類書を手にすること」の重要性を、あえて記述しないのはとても変です。

究極の形で言えば、類書を手にするためにはむしろカテゴリー別の陳列が必要です。
インターネットのサーチエンジンを想像して頂ければ分かりやすいですが、ヤフーなどのカテゴリー別は「何かないかな」、欲しいものが決まっていれば検索、が初心者つまり一般生活者の行動です。

>ちょっとした大型書店なら、書名で検索してどこの棚にあるか即案内してくれる
>サービスはあります。

この知名度も40%以下です。で利用率は10%以下。
つまり、「一般の生活者は」検索というと陳列棚しかないのです。

>森さんは、書店の個性による配置の妙を味わったことがないのですか?

ありません。文中にあるように、私には書店の個性が見えません。

>マーケティングエッセイとしては説得力に欠けるし、
>一面的にすぎると思いましたので、上記の評価にさせていただきました。
>悪しからず。

申し訳ありません。
オンラインが当然という方々にとっては、説得力に欠けるのはわかります。そういう意味では、インターネットを使ったメールマガジンの題材としては間違いだったかも知れませんね。

ただ、一般的なマーケティングではどうなのかを忘れると、つまり自分の特殊環境が当たり前になると、非常に危険であることは確かです。


【れんさんからのお返事】

>>>>森さんは、書店の個性による配置の妙を味わったことがないのですか?
>>ありません。文中にあるように、私には書店の個性が見えません。

それは残念なことですね。

>>店を決めている理由は小さな本屋さん同士、大型書店同士は品揃えが同じだから
>>です。

とお書きの本文を読んだ時点で、理解するべきでした。
わたしは、主に大阪梅田の書店が利用範囲ですが、
紀伊国屋と旭屋と例のジュンク堂、とでは、完全に得意分野が違います。自分の思っていたのとは別の意外なカテゴリーに分類されていたりすると「類書」自体の範囲も思いがけず拡がり、「場」の不思議さえ感じます。
おっしゃるようにオンライン購入という手段は、おいておくとして、書店は、目的買いの森さん型だけじゃなく、本選び楽しみ型の層も多く、今回の「私はこう見る」は、そちらの部分を考慮にいれていないのでは、とやはり思います。

>>ただ、一般的なマーケティングではどうなのかを忘れると、つまり自分の特殊環境が
>>当たり前になると、非常に危険であることは確かです。

アドバイス、肝に銘じましょう。
では。ますますのご活躍を。


【お返事】

>紀伊国屋と旭屋と例のジュンク堂、とでは、完全に得意分野が違います。
>自分の思っていたのとは別の意外なカテゴリーに分類されていたりすると
>「類書」自体の範囲も思いがけず拡がり、「場」の不思議さえ感じます。

申し訳ありません。
私の感性はれんさんほど高くないようです。
関西の書店事情は知りませんが、私はそういう感覚を持ったことがありませんでした。

>書店は、目的買いの森さん型だけじゃなく、本選び楽しみ型の層も多く、
>今回の「私はこう見る」は、そちらの部分を考慮にいれていないのでは、
>とやはり思います。

この点については、れんさんとのメールをきっかけに、ちょっと異例ですが、補足記事を6/1にお送りすることにしました。
お楽しみに。

 <清崎さん> 【記号のインパクトの深淵に迫ってみたい】

        「かなりおもしろい」99.5.24

いつも楽しく読ませていただいております.
毎回思うことなのですが,私たちが日頃何気なく感じていることを論理たてて考えると,「こうなるんだよなー」「なるほどそうだよなー」となる訳ですよね.でも,いつまでたっても,森さんのような思考ができない自分が情けない...ところで,ホームページ上でもありますが「記号論」.関係の書籍でお勧めのものはございませんか?

メルマガにもありましたが,書店の店員さんにきいても答は「さあ,わかりかねます・・・」ばっかりなんですよ.
心理学,社会学はコーナーがある書店でチェックできるんですけど,「記号論」ってなかなか見つからないんですよね.
これってわたしが馬鹿なだけなんでしょうね.

ブランド関連の書籍を読んでいても,記号のインパクトは確かにありますよね.このあたりの深淵に迫ってみたいですね.
バイブル的な書籍名も含めて御教授いただければ幸いです.
これからも,脳みそを刺激し,「気付き」のあるメルマガを希望しております.


【お返事】

>でも,いつまでたっても,森さんのような思考ができない自分が情けない...

あっ、いえ、そう簡単にできてしまうと、お金を頂いてプロとして活動している私の立場が・・ (笑)

>ところで,ホームページ上でもありますが「記号論」.関係の書籍でお勧めのも
>のはございませんか?

「意味の論理学」法政大学出版局 ジル・ドゥルーズ
がオススメです。
ただ、記号論は一時期はやりましたが、なかなか入門書のようなものもありませんので、勉強するにはちょっとしんどいかも知れません。
哲学の一分野ですから、そこから入らなければならない場合があります。

従って、場合によっては記号論よりも心理学を勉強する方がやりやすいかもしれません。
その時は「記憶のメカニズム」という視点で勉強されたら良いと思います。

>これってわたしが馬鹿なだけなんでしょうね.

いえいえ、記号論自体の本は数少ないです。

>ブランド関連の書籍を読んでいても,記号のインパクトは確かにありますよね.
>このあたりの深淵に迫ってみたいですね.

はい。
ブランド、デザイン、CM 等々、記号というのは私たちの心理にかなり影響を与えますので、絶対に参考になります。

 <西脇さん> 【】

        「」99.5.23

 <篠田さん> 【ぜひ一度ビレッジバンガードに行ってみて下さい】

        「ややおもしろい」99.5.20

いつも面白く読ませて頂いています。
今回のお話は聞く人によっては、「だから消費者調査じゃ、CHAID でもかませ〜」とか、「これからはCRMだ、テクノロジーで補完したシステムで対応じゃ〜」とかいいそうです。確かに、消費の選択基準をつかみ、できたらその多様性に併せて、顧客ごとの仕組みをカスタマイズしてあげると21世紀企業なのかもしれません。

でも、ぜひ一度「ビレッジバンガード」という本屋(?)にも行って、森さんの感想を聞かせていただきたいと思います。「目的買い」を否定した、「衝動買い」だけのお店のように思います。
(その場で自分の感性・閃きに沿って購入する、というのも「選ぶ」と定義して)


【お返事】

>確かに、消費の選択基準をつかみ、できたらその多様性に併
>せて、顧客ごとの仕組みをカスタマイズしてあげると21世紀企業なのかもしれ

現実論として、現在の技術コストでは厳しそうですが、Amazon.com などはその中でも良くやっているという気がします。

>でも、ぜひ一度「ビレッジバンガード」という本屋(?)にも行って、森さんの
>感想を聞かせていただきたいと思います。「目的買い」を否定した、「衝動買い」
>だけのお店のように思います。

もうちょっとお待ち下さい。
興味はあるので、必ず行きます。

 <マーケッター五郎さん> 【ダメな業種、ダメな会社、ダメな人間すべて】

            「かなりおもしろい」99.5.28

とにかく、何らかの反応を示す。できるだけ早く。思いつきでも、思い出話でもいいから、そのとき読んで感じたこと、インスパイアされたことを、サビないうちに送る。
それが「私はこう見る」とゆー中身の濃いものを、忙しい合間を縫ってしたため、無償で定期的に提供している者に対する最低限の礼儀であり、愛なのだ。

と、勝手に心に決め、今年2月くらいから「今回の『私はこう見る』を、アタシはね、こんなふうに見ちゃったんですけれど、どう?」的メールを、恥を省みず、なるだけ早く、熱が冷めないうちに送ってきた、てゆーか、ブン投げてきたつもりです。

ダラダラ書いてしまいましたが、要は「記事に対するコメントが遅れてゴメンネ。ちょっと、しっちゃかめっちゃか状態(コピーライト:森行生)だったもので」とゆーことです。ハイ。

忙しいとはいっても、森さんのピーク時の、きっと20%くらいなもんだと思いますが。私にとっては許容量オーバーな日々が続いていたのです。
ちなみに以前あった森さんのAタイムのスケジュール。実は、まだ見てないんです。なんだかね、「鶴の恩返し」の、おつうの仕事現場を覗くみたいで(笑)。
見ちゃったら最後、気軽にメールを送れなくなるよーな気がして。

で、今回の「陳列・ディスプレイ〜」について。

昨年12月のある日、会社のホワイトボードに「新宿にて熱烈マーケティング活動中(笑)/NR」と書き、ま、早い話が新宿でぶらぶらとサボっていたわけなんですが、ふと「そうだ、この前インターネットで見た『ブランドの明日が何とかかんとか』とゆーマーケティングの本を買おう」と思いつき、「サボっているときでも、オレって仕事が忘れられないんだよね、ウフフ」などと自分を褒めつつ、紀伊国屋書店に寄ったのです。

でもね、探せど探せど、ないんですね。「マーケティングのコーナーに行けばあるだろう」くらいの気持ちだったのですが、マーケティングコーナーにはない。「ひょっとしてプロモーション関連?」とも考え、広告関連のコーナーをうろついたけれども、やっぱりない。「まさかね」と思いつつ、ベストセラーのコーナーに行ってもみたのですが、当然のようにない。店員さんに訊こうとも思ったのですが、出版社名や著者名はもとより、正確なタイトルさえ覚えてない。最後は、ホームページで見た記憶「赤い派手な表紙」と、確か著者は「森なんとかさん」だけを頼りに館内をあちこち見て歩いたのですが、あった、あった、ありました! やったぜベイビーと手に取ると、表紙には「ノルウェイの森」と書かれてありました。

紀伊国屋書店に置いてないのなら、たぶんどこにもないんだろうな。きっと、マイナーな出版社から出ているんだろうな。もしかして自費出版だったりして、などと大変失礼なことを思いつつ、「ま、いいか」と店を後にしたのです。

たぶん紀伊国屋書店のどこかに「ブランドの明日が見える」はあったのだと思います。でも、探せなかった。「探せない」ってことは、「置いてない」ってことと、私にとってはイコール。

ホントは、ちゃんと著者名やタイトルをしっかり下調べしてこなかった私にまず第一の責任があり、話題の本を目立つべき場所に選びやすいよう陳列していない紀伊国屋書店に第二の責任があって。それを「きっと紀伊国屋書店で扱ってもらえないような本なんだ」と極悪に決めつけられた著者である森行生氏と発行所であるジャパン・ミックス株式会社こそいい迷惑なんだけれども。

で、本探しはやめにして、今度は南口あたりをぶらつこうかと考え、タカシマヤのハンズをひやかし、フランフランで安い家具を眺め、アート系の雑誌を立ち読みしにルミネの青山ブックセンターに寄ってみたら、ちょっとしかないビジネスコーナーに、なんと「ブランドの明日が見える」があるじゃないですか。しかも平積みでドーンと10冊くらい! 「おお!」と一番上の一冊を右手でむんずとつかみ、その下の一冊を左手で抜き取って、右手の一冊を元にキチンと戻し、レジへと急いだのでした。(オレって潔癖症?)

<自主ビジネス放棄の業態。これが現在の書店業です。>
<彼らは自分のアタマで考えることを、どこかに忘れてしまったようです>

これって書店業のみならず、ダメな業種、ダメな会社、ダメな人間すべてに言えそうです。政府頼みの業種とか、親会社頼りのグループ企業とか、仕事を作業としか捉えられないヤツとか。

一方、書店業でも、先のABCとかは、けっこう個性的な売場編集をしてくれてます。それは規模も関係しているとは思うのですが、きっと「目利き」や「見立て」をもつ人間がいるからでしょう。例えばCDショップでも自分の好みに近い目利きがいる店に行くとラクだし、楽しい。そういった店を見つけるしかないんじゃないかしら。ではまた!


【お返事】

>とにかく、何らかの反応を示す。できるだけ早く。思いつきでも、思い出話でも
>いいから、そのとき読んで感じたこと、インスパイアされたことを、サビないう

ありがとうございます。
でも、それって、ものすごい大事なことですね。
その時の直感と後になってからの冷静な判断とが一致することが理想ですが、その時の直感を文字にするしか、その比較をすることができませんから、自己の記録という観点からも、大事にして頂ければと思います。

>それが「私はこう見る」とゆー中身の濃いものを、忙しい合間を縫ってしたた
>め、無償で定期的に提供している者に対する最低限の礼儀であり、愛なのだ。

でも本当にそうなんです。
読者の声でどれだけ勇気づけられてきたことか。
私はクリエータではありませんので、対象となる人たちの反応がないまま行動を起こすことが、とんでもなく、中途半端に感じるのです。コンサルタントという職業が身に付いているということでしょうか。

>ダラダラ書いてしまいましたが、要は「記事に対するコメントが遅れてゴメン
>ネ。ちょっと、しっちゃかめっちゃか状態(コピーライト:森行生)だったもの
>で」とゆーことです。ハイ。

ははは。
でも、マーケッター五郎さんの日頃考えていることがわかって嬉しいです。

>見ちゃったら最後、気軽にメールを送れなくなるよーな気がして。

あっ、いえいえ、遠慮は無用です (笑)
遠慮される方が私にとっては寂しいですもの。

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>ま、早い話が新宿でぶらぶらとサボっていたわけなんで

大事なことです。
シストラットでは月に1回「出社禁止日」を設けています。
その日は何でも良いから遊ばなければなりません。そのかわり、会社から一定額の経費を出します。税務署対策でレポートは義務づけていますが、簡単なもので OK です。

>イナーな出版社から出ているんだろうな。もしかして自費出版だったりして、な

あの本の素になった「ランチェスター戦略を超えて」が出版されたとき、多くの友人や母親は「すごいねぇ。で、いくらかかったの?」だって (笑)
自費出版だと思ったようです (笑)

>たぶん紀伊国屋書店のどこかに「ブランドの明日が見える」はあったのだと思い
>ます。でも、探せなかった。「探せない」ってことは、「置いてない」ってこと
>と、私にとってはイコール。

正にそのとおりですよね。
ちなみに、昨年12月なら新宿紀伊国屋書店には置いてありました。
読者の方々からの報告もありましたし、私自身も確認していますので、「探しづらかった」のだと思います。

>ルミネの青山ブックセンターに寄ってみたら、ちょっとしかないビジネス
>コーナーに、なんと「ブランドの明日が見える」があるじゃないですか。

「ランチェスター戦略を超えて」の時も、六本木の青山ブックセンターで、一時期ベストセラーの2位になって、店長がびっくりしていたそうです。なんといってもデザイナーやマスコミ関係のお客さんが多い所なので、まさかあんな固いビジネス書が売れると思っていなかったそうです。

が、フタを開けてみると、あるデザイン学校でテキストになったりしていました。内容は本格的なのに簡単に読めるのが受けた理由のようです。

>これって書店業のみならず、ダメな業種、ダメな会社、ダメな人間すべてに言え
>そうです。政府頼みの業種とか、親会社頼りのグループ企業とか、仕事を作業と
>しか捉えられないヤツとか。

はい。実はそのとおりです。
さすが、極悪人 (笑)
ここが「私はこう見る」の汎用性を意識した部分で、ちょっと広い目で見ると、マーケッター五郎さんのように、どんな業種でもヒントが得られるようにしてあります。

>一方、書店業でも、先のABCとかは、けっこう個性的な売場編集をしてくれてま

あっ、そういえば、ABC を忘れていました。
確かに、ここは、記事にあるような「場所貸し」ではありませんでしたね。
ビブロもその線ですが、あそこはニッチを狙いすぎ (笑)

>きっと「目利き」や「見立
>て」をもつ人間がいるからでしょう。例えばCDショップでも自分の好みに近い目
>利きがいる店に行くとラクだし、楽しい。

同感です。
10年前、池袋のあるレンタル CD ショップで感激したことがあります。

それは、それぞれの CD にショップのコメントが書いてあるんです。で、音楽のテイストだけでなく、「どのアルバムをプロデュースした人間が、このアルバムも手がけた」というような情報がきちんと載っている。そのために、アルバイト部隊を用意しているほど力を入れているんです。

だから、当時、まだ視聴が流行っていない頃でも、聴いたことがないアルバムが気楽に借りることができて、また、外すことも少なかったので盛況だったショップでした。

それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。

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