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自分自信の舞台裏2 - あれから1年後の「私はこう見る」

 【「私はこう見る」メールマガジン】 99.11.1 掲載【その1】


 <まあ@博多さん> 【3回に1回と言わず、毎回楽しく】
        「かなりおもしろい」99.11.09

3回に1回と言わず、毎回楽しく読ませていただいております。
特に、今回のは参考になりました。
文章を書くときに映画をつくる感覚ですか。
う〜ん、簡単に書かれてるけど、難しいですね。
***
私が勤めている会社は、一般大衆向けの製品ではなく、かなり限られたユーザを対象にしたものを製造販売しています。
そういうケースについてもテーマアップしていただけると幸いです。


【お返事】

>3回に1回と言わず、毎回楽しく読ませていただいております。

ありがとうございます。
記事でもふれましたが、確実にそういった方がいらっしゃるのは嬉しい限りです。

>う〜ん、簡単に書かれてるけど、難しいですね。

「言うは易し、行うに難し」かしら。
私は映画好きなので、そうするようにしてから、筆が一気に進むようになりましたし、わかりやすさもアップしました。だって、それまでは、下手をすると自分の文章なのに自分で読み返すと、何を言っているのか訳が分からなかったといううことが往々にしてあったのですもの (笑)

>そういうケースについてもテーマアップしていただけると幸いです。

ものによって、むずかしいものと簡単なものがあります。
ただ、一般の方を対象にしている以上、限定された商品は扱いずらいです。
そういう意味ではインターネットは普及率がせまだ14%ですし、メールマガジンは3-4%ですから、適しているのですが、読者にとって見れば、限定と言われ体もピンと来ないでしょうし・・もうちょっと考えさせてください。

 <Hassyさん> 【くくり直して読んでみると面白い】
        「ややおもしろい」99.11.11

しばらくプロジェクトの業務が立て込んでいましたので、感想を遅れずに申し訳ありませんでした。今回の「私はこう見る」の成長戦略、オーソドックスな理論構成ながらも楽しく読まさせていただきました。(ただ、一番興味があるのは成長期後期から成熟期にかけての戦略です。あまり早くそのタイミングが来るのも困ったものですが、楽しみにしています。)

「私はこう見る」の成長戦略を、トライヤーの獲得、リピーター確保、リピーターのロイヤルユーザー化でくくり直して読んでみると面白いですね。

例えば、製品戦略=記事の質と面白さ、はマーケティングの初心者でもすんなりと受け入れられる内容をピックアップし、脱線をうまく使って読者をグイグイ引きこむとともに、中級者にも応用が効くように翻訳作業の場を随所に取り込むことで、単発の購読で終わる方は少ないのでは?

月あたりの解除数(率)の管理(例えば5%以下で推移とか)もされてます?女性ユーザーの割合もビジネス関係のメルマガの中では多い?(40%弱ぐらい?)

話しが長くなってしまいそうなので、以下はポイントを絞ってコメントすると、読者の声を大事にしている=コメントに対する返答が早く、しかも誉め言葉が多くて思わずうれしくなってしまう森さんからの返事の内容、ここがとても重要なポイントではないかと思います。そのため、購読者が、単なるリピーターでなくロイヤルユーザーである割合が他のメルマガに比べかなり高いと想像します。

ところで、今後の「私はこう見る」の目標はどうするのでしょう?数字上でのシェア拡大だけでなく、質的な部分=読者との結びつきの深さ等、楽しみです。


【お返事】

>「私はこう見る」の登録読者数1万人達成お
> めでとうございます。

ありがとうございます。
まだ実感が湧きませんが、それよりも読者の方々、一人一人の顔が浮かぶような感じですので、それが強みだと思っています。

> ただ、一番興味があるのは成長期
> 後期から成熟期にかけての戦略です。あまり早くそのタイミングが
> 来るのも困ったものですが、楽しみにしています。

了解しました。
いつになるかは分かりませんが、戦略転換の際はまた記事にして発表します。

>「私はこう見
> る」の成長戦略を、トライヤーの獲得、リピーター確保、リピータ
> ーのロイヤルユーザー化でくくり直して読んでみると面白いですね。

おおお、確かにそう言う視点だと面白いですね。また書くことが増えます。
(実は意識していなかった (^^;)

> 月あた
> りの解除数(率)の管理(例えば5%以下で推移とか)もされてま
> す?

ページ会員は直接名簿管理をしていますので、解除率はきちんと把握しています。
月あたり、0.2%です。
ただ、気楽に登録できるメールマガジン会員とは違うので、低く出ているのだと思っています。

一方のメールマガジン会員は、大御所のまぐまぐがデータを公開していないのでわかりません。パブジーンはあるにはあるのですが、サンプル数が少ないので参考になりません。ということで、データとしては推定値しかできないのが悩みです。

 <secondstageさん> 【今の自分は「意識する」ことを意識しています】
        「かなりおもしろい」99.11.10

特に今回の記事と前回の「導入戦略」は、興味津々でした。なぜならば、自分の会社に採用活動の一環としてメ−ルマガジンを使うべきだと言うことをこれから言うつもりだからです。といっても、自分はまだ内定者という身分ですが・・

 提案するからには、自分で試作版を作ろうと思っているので、「導入戦略」のような戦略を今考えているとこです。とにかく中身で差がつくようなものにしたいです。「どうすれば、みんなが読んでくれるのか?」

 物事をただ漠然とするのではなくて、そこになにかしらの理論なり、筋道なりを作ると言うことは案外難しい気がしました。つまり、意識するということ。ただ漠然とであっても、なんとなく「もの」ができてしまうからです。そうではなくて、意識して、ものごとを作っていくということは、チたからかもしれないけれども、難しいです。今の自分は「意識する」ということを意識しています。


【お返事】

> いです。「どうすれば、みんなが読んでくれるのか?」

はい。この姿勢は大正解です。
たまに、ホームページなどで「メールがなくてやる気が出ないので、メール下さい」といった押しつけ販売 (?) のようなものを見かけますが、それは逆なのだと思っています。つまり、返事がないのは自分がそれに見合ったものを提供していないからです。

実際、メールマガジンの記事でもコメントの多い記事と少ない記事が極端にあったりします。その数だけでも読者の評価の高低が分かるというものです。
ちなみに、正確な数字ではありませんが、前回の「企画書の書き方」は最低数でした (笑)。痴漢の最低記録を塗り替えてしまうほど。
・・・お恥ずかしい (^^;

> 今の自分は「意識する」ということを意識しています。

大事なことですよね。
自然体というのは最近の流行で、それも大事ですが、PIの記事のように「しっかりと意識して、自分は何をしているのかを把握する」のはもっと大事なことだと思います。特に、secondstageさんのような若い方ならなおさらでしょう。

 <石井さん> 【今回はかなり参考になりました】
        「かなりおもしろい」99.11.08

以前お送りしたアンケートメールで自己紹介したおり、「専門誌の記者」と申し上げました。それで、森さんに、「インターネット時代の専門誌のあり方」をリクエストしたことがあります。それに直接答える形ではありませんが、今回はかなり参考になりました。

もともと、全く畑違いのマーケティングというものに興味を持ったのは、私のところの専門誌をどうやって売っていくかということを考えたいと思ったからです。そういう動機以外でも、このメルマガは十分おもしろかったのですが、今回は「求めていたもの」あるいはそのヒントが得られ、感激しました。

以前のメールと重複しているかもしれませんが、マーケティングに関心を持った動機をお話するために、私のところの会社の状況を少しお話します。

私のところは、この分野では結構老舗になっているのですが、規模が小さい会社ということもあり、かなり社長兼編集長の個人商店的な色合いが強いのです。いわゆる「オーナー会社」的に社長が無理難題を押しつけるという変なところは、あまりないので、その点は助かっています。しかし、紙面づくりという点で将来に不安を感じます。

週刊ということで、ニュース性のある記事+専門家としての解説重視というのが、紙面の中心になっており、それが紙面におけるいわゆる「ウリ」になっています。いきおい、我々記者は毎週無理して(例えば週1〜2回は徹夜した上、土曜日に休んだことがほとんどない)、それなりの質の記事をたくさん書いても、紙面の都合上掲載が先送りになってしまうことが多々あります。
編集長として数ある選択肢の中から、プライオリティの高い記事や緊急性の高い記事を載せようとするのは当然のことなのですが、それにかかる社員の負担は結構すごいものがあります。(もちろん社長兼編集長もそれなりにシンドい思いを共有しているからこそ、社員もついていける面があるのですが。。。。)

そこには、大きな問題があります。我々記者は、購読者を増やすという意味での営業活動(広告は編集方針上いっさい取っていない)もしないといけないのですが、当然記事にプライオリティをおいてしまうため、余裕がなく営業に時間がかけられません。ですから、せっかくいい記事を書いても、本当に必要な読者に届いているのか疑問を感じます。書店で売っているわけではなく(すべて1年か半年契約で直接郵送します)、広告にかけるお金もそうそう潤沢でなく、ダイレクトメールか口コミで徐々に広げています。ただ、そうしたダイレクトメールも専門要員がいるわけでなく機動的にはできません。

また、上記のような紙面づくりも、良く言えばタイムリーに作っていく形ですが、悪く言えば行き当たりばったりです。森さんがメルマガで書いておられた「ローテーション」のようなノウハウは、おそらくは編集長の頭の中にあるのだと思いますが、編集長が歳をとっていなくなれば、一から作り直しです。「個人商店」の良さは当然あると思うのですが、しかし、いずれは「脱個人商店」しなければならないと思います。我々ががんばって、「組織としてのノウハウ」をつくっていかないと、我々の後に入社してくる方に申し訳ないと思います。
そういう意味で、マーケティングの視点というのが、非常に重要だと思っていたわけです。今回の「自分自身の舞台裏2」は、本当に参考になりました。私が社長だったら、シストラットさんにコンサルティング業務を絶対お願いします。一社員として、いつか提案したいと思います。


【お返事】

> もともと、全く畑違いのマーケティングというものに興味を持っ
> たのは、私のところの専門誌をどうやって売っていくかというこ
> とを考えたいと思ったからです。

以前お話ししたとおり、専門誌というと市場規模が小さく、またインターネットも規模がまだまだなので、メールマガジンの記事としてはかなりしんどいテーマですが、メディアにマーケティングを応用することは十分に可能ですし、石井さんが得るところも多いと思います。

特に、紙面づくりは商品開発の分野のノウハウが発揮できるでしょう。
また、専門誌とは性格がまったく異なりますが、少年ジャンプは一時期マーケティングをかなりうまく応用して、部数を伸ばしました。
是非頑張ってください。

> の良さは当然あると思うのですが、しかし、いずれは「脱個人商
> 店」しなければならないと思います。我々ががんばって、「組織
> としてのノウハウ」をつくっていかないと、我々の後に入社して
> くる方に申し訳ないと思います。

同感です。
マーケティングという技術は例えば個人商店では必要がないものです。
勘の良い経営者がいれば事足りてしまうからです。

しかし、組織となると話が一変します。
「共通言語」が必要になるからです。
また、経営者も自分の言葉ではなく、組織の言葉で話をしようとすると、どうしてもマーケティングのような客観性のあるものを利用せざるを得ません。

石井さんの会社のような場合、社長の持っているノウハウをどう組織ノウハウに変換していくか、あるいは翻訳していくか。これが重要なのだと思います。
そして、それらを共有化するということは、万が一、キーマンのカンが常に外れるような、「ボタンの掛け違い」現象が起こったとしても、それを制御する役目も果たすことになります。

 <ともみさん> 【読者すべてが記事に目を通すとは限らない】
        「」99.11.05

読者すべてが記事に目を通すとは限らないのではないでしょうか。

特に、配信が月数回の場合、「解除が面倒で登録したままにしている」という人も多い気がします。
私自身、単に捨てるだけのメールマガジンがいくつかあります。
(そういうのは、ダイレクトメールに近いものが多いですが...)

また、これくらいの長さのあるメールマガジンですと、腰を落ち着けて読まないとならないため、「忙しいから後で読もう」と思ってそのまま忘れてしまうこともあるように思います。

ですから、単純に読者数で比較できるのかなあ、という疑問を持ちました。
でも、雑誌にしても、すみからすみまで目を通す人は少ないので、同じなのかもしれませんね。

話は変わりますが、先日、こんなコメントを見ました。
「トヨタのライバルは日産でもホンダでもない。」
旅行などの余暇の過ごし方が車のライバル、というような趣旨でした。
森さんの著書の通りのコメントだったので、おっ!と思いました。


【お返事】

>読者すべてが記事に目を通すとは限らないのではないでしょうか。

>でも、雑誌にしても、すみからすみまで目を通す人は少ないので、
>同じなのかもしれませんね。

はい。実はそのとおりです。
正式な調査がないので何とも言えませんが、メールマガジンでは、そのまま解除しない人と、すぐに解除してしまう人が混在しています。

また、雑誌では隅から隅まで目を通す人は、平均で1%を切っています。もちろん、雑誌の性格にもよりますが。そう考えると、下手に調整するよりもそのままの数字で判断した方が間違いが少ないだろうと考えました。
個人的な見方を言えば、1記事あたりの精読率は登録数の70%程度だと踏んでいます。

>旅行などの余暇の過ごし方が車のライバル、というような趣旨でした。
>森さんの著書の通りのコメントだったので、おっ!と思いました。

あはは。覚えていらっしゃったんですね。
私の本では、ホンダシビックの例で、トヨタはホンダの真似を今頃しているな、という感じです (笑)

 <moritaさん> 【全角になってましたので】
        「」99.11.05

> http://ww.systrat.co.jp/abreak/artc981003.htm
~~
↑全角になってましたので、一応報告しておきますね。
あと、ww は wwwじゃないかなとか。(^_^;)

#1万人達成おめでとうございます。


【お返事】

どうもありがとうございました。
早速、あの時に修正いたしましたが、ご報告をしていなかったことが判明いたしました。ごめんなさい。失礼でした。

> #1万人達成おめでとうございます。

ありがとうございます。
あまり実感は湧かないのですが、一人一人の顔が見える感じがするので、インターネットならではだなぁ、と感じます。

 <入谷さん> 【これが知的好奇心を刺激するということかな?】
        「かなりおもしろい」99.11.05

昨年度発行の「導入戦略」と併せて拝見しました。

シックスセンス(あるの?!)を刺激されました。手の内をこんなにさらけ出して読者に認識させることは、読者を定着させかつ欲しい読者を更に獲得するてだてになりますね。

平凡な毎日、ではなく興味深いことがごろごろ転がっていることに気づいていないだけなのだと、感受性が鈍くならないよう啓蒙されているようです。うーん、うまく言えないけれど、世界は、人間は、人生はおもしろい、それを見逃さないように頑張ろうという気になりました。

文章が順序だてて組み立てられ理論的であればあるほど、情感に訴えるのはなぜでしょう?これが知的好奇心を刺激するということかな?


【お返事】

>手の内をこんなにさらけ出して読者に認識させる
>ことは、読者を定着させかつ欲しい読者を更に獲得するてだてになりますね。

はい。そのとおりです。
とはいったものの、実は最初の記事は手の内をばらしたことで、「俺はだまされていたのか」と起こる方も出るのではないかと気にしていたのも事実です。
おかげさまで、その杞憂はまったくありませんでしたので、ほっと胸をなで下ろしたのが正直なところです。

2回目の今回はそういう意味では気が楽でした。
一方で、続き物はなかなか第1作を越えられないというジンクスをどう破るかに腐心しましたが、うーん。なかなか人生甘くないようです (笑)

>世界は、人間は、人生はおもしろい、それを見逃
>さないように頑張ろうという気になりました。

私がマーケティングをやっていて本当に良かったなと思うのは、まさに入谷さんのおっしゃるような、そんな瞬間です。
だからなのでしょうか。マーケティングで仕事のできる人は人という存在が大好きか、大嫌いかのどちらかです。前者は想像がつきますが、後者は嫌いなので冷静にものが見えるという利点があるようです。

>文章が順序だてて組み立てられ
>理論的であればあるほど、情感に訴えるのはなぜでしょう?これが知的好奇心
>を刺激するということかな?

あ、そうなのかも知れません。
私、本人は自覚がないのですが (^^;

ただ、知り合いの数学の博士号を持っている人に言わせると、
「1+1=2という世界を追求していくと、哲学になるんです」
と言っていました。

彼の話は本当のところはよく分かりませんが、論理と情感はもしかしたら根底でつながっているのかも知れません。

それぞれの方々へのご意見もお待ちしています。

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